心にstruggle!! 2【灼熱カバディ】 (ページ14)

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Struggle63 ページ14

貴方side

昨日の自己紹介で、まさかあのピンク髪の人見くんが女じゃなく男だったなんて……！

驚愕だよ！！(何回目)

そして翌日の放課後、3年の教室にて大会のミーティングが行われた。

井浦｢8月の大会まで残り3ヶ月！｣

王城｢まずは、1回戦を勝てるチームを作ろうね｣

全員｢｢はい！！｣｣

伴｢はい(小声)｣

宵越｢しかし、毎度1回戦も勝てねぇって……(ﾎﾞｿｯ)｣

水澄｢おい、それはなぁ……井浦先輩のくじ運が悪すぎるn……｣

井浦｢という事で今日はポジションを決める！！！｣

＼＼＼誤魔化した！！！／／／

私は椅子の背もたれに顔を乗せながら黒板を見ていた。

井浦｢大会では7対7の試合になる。守備位置は2人3人2人。基本この三組でチェーンを作って動くことになる。って事でポジションをA、読み上げてくれ｣

皆の目線が井浦さんから私に移る。

貴方｢はい、ここでポジション発表ー！｣

私は先程井浦さんから聞いたポジション表をバインダーから取り出した。

貴方｢レフトコーナー、宵越くん。ライトコーナー正くん。｣

王城｢役割は僕と同じだ。また教えるよ｣

宵越｢…うっす｣

貴方｢次は中央の3人、左カバーは水澄くん。センターマンが伊達くん。右カバーが伴くん。｣

水澄｢うっす！｣

伊達｢はい｣

伴｢……っ！｣

まさかのポジションに驚いてる様子。

まぁ入ったばかりの未経験だしなぁ。

人見｢凄いねぇ！！伴くん！｣

井浦｢伴は180cmあるしサッカー経験者だ。運動神経は悪くない｣

伴くんと人見くんの表情がこわばる。

人見｢ど、どこでそのデータを……？｣

出た……井浦さんの情報網……！！

井浦｢人見は今のところ頭使って戦ってもらうしかない｣

人見｢頑張ります！｣

貴方｢続きね。正くんの横、ライトインは井浦さん。宵越の横、レフトインは畦道くん。｣

畦道｢あい！！！｣

井浦｢関は相撲経験者で、畦道と身長もまぁ変わらない……｣

畦道｢(睨)｣

メンバーに選ばれて嬉しそうだった畦道くんが急に関くんへのライバル心を燃やしたように睨みつけていた(笑)

関｢い、いや自分はまだ……｣

畦道｢ならオラと交代してやってみんべ！メンバーは強え方がいいもんな｣

え、畦道くん……譲るの？？

本当、彼は優しすぎるよ。