Struggle9 ページ10
貴方side
見学後、まさかの入部してしまい…7時頃まで練習を見ていた。
片付けが終わり……
貴方｢井浦さん。マネージャーとして何かする事あります？｣
井浦｢そうだね、次の部活からは審判したり部費でドリンク類も買うからまずはそういうのから頼もうかな。後は部員のケアとかね！｣
貴方｢分かりました！あと、Aって呼び捨てでいいですよ！私達何だかんだ絡み多かったですし｣
井浦｢そっか！分かったよ｣
貴方｢じゃあ先に帰ろうかな…｣
荷物に手をかけた時……
畦道｢え、A先輩一人で帰るんすか？｣
宵越｢(A先輩だと…？)｣
部内では後に入った私をちゃんと先輩と呼んでくれる畦道くん……！
気に入った！！！！
貴方｢あ、畦道くんも一緒に帰る？？｣
畦道｢いいすか！？｣
水澄｢何だよー！俺らも一緒に帰るぞ！｣
伊達｢やれやれ…｣
何やら伊達くんは水澄くんを見て呆れていた。
井浦｢せっかく"A"が入部してくれたんだし、親睦を深める為にも皆で帰ろっか｣
伊達｢呼び捨て…本当はどんな関係なんだ…｣
井浦｢べ・つ・に！何でもないよ〜！あははは！｣
貴方｢ちょっと井浦さん！誤解させないでください！｣
宵越｢あーもう！とっとと帰るぞ！｣
謎のダル絡み(？)に終止符を打つかのように宵越くんが先に体育館を出たので私も後に続いて出た。
〜帰り道〜
畦道｢A先輩！先輩すっげーモテるって聞いたんすけど、彼氏いるんすか！？｣
貴方｢えっ…！？｣
き、急にそんな質問！？
うっ！！！！
畦道くんのニコニコした視線と伊達さんの普段通りの白目とは裏腹に3人の強い視線が私に突き刺さった。
貴方｢か、彼氏はまぁ…(笑)｣
頬をかきながら少し濁した。
井浦｢濁すねぇ｣
水澄｢……｣
宵越｢……｣
畦道｢どうなんすかっ！(ﾆｺﾆｺ)｣
ちょっとデリカシー無さげかよ！
小学校までは正くんがずっと好きで、その後中学で子供の恋愛をしたくらい。
貴方｢えっと…中学で付き合って以来いないかな…｣
宵越｢今居ないのか！？！？｣
水澄｢好きな人は！！！｣
宵越くんと水澄くんが攻め込んでくる。
貴方｢小さい頃は本当に好きだった人は居たけどそれ以来本気で好きな人は……まぁ好きだったのは従兄弟なんだけど(笑)｣
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作者名：うじっしー | 作成日時：2021年5月4日 2時
