Struggle6 ページ7
ー放課後ー
また女狐共の罵声をくぐり抜けて旧体育館にやってきた。
中から何人かの男子の話し声が聞こえる。
貴方「……」
扉開けるのドキドキする……こんな感覚久しぶり…
緊張する……
私こんなんだっけ?
と思い悩んでいると……
ガラッ……ガラガラ
立て付けの悪い扉が開いた。
貴方「!」
井浦「おぉ!本当に来たね!」
貴方「そりゃ約束しましたからね(笑)」
井浦「ほら入って入って!」
男子達「「!!!」」
畦道「お、女の子!?」
伊達「まて、聞いてないぞ!?」
水澄「え!?」
宵越「……」
そ、そんな皆さん驚かなくても……
貴方「あ……ええっと……2年の水城Aです…」
井浦「今回、部長が前々から気にしていた水城さんをカバディ部に勧誘したんだ♪」
水澄「ぶ、部長が!?!?待てよ聞いてないって、まさか水城さんが!?これ現実だよな……!」
宵越「そいつ、選手になるのか…?」
井浦「いや、マネージャーとしてね」
貴方「見学なんですけどね…あはは……」
畦道「それでも来てぐれてほんと嬉しい!!」
でも何だろう、学校内で拒絶されず暖かく迎え入れてくれる団体はとても気持ちがいい。
それから一人一人の自己紹介を聞き、ジャージに着替えた。
貴方「あ…(ニコッ)」
水澄さんと目が合い、ニコッと微笑んだ
水澄「////」
伊達「おい水澄、モジモジするな。」
井浦「気持ち悪いぞ(ニコッ)」
水澄「うるせー!!//」
ーーー
井浦「それじゃあ、水城さんの見学の為に1年対2年で試合を開始するよ」
4人がマットの上に移動し、準備を始める。
何か、宵越君は何か気に入らないのかずっと無言だった。
まずは宵越くんがレイダー。
ー試合後ー
貴方「なるほど…今回の試合を見るにあたって、宵越君と畦道くんが新生カバディ選手なのかな?」
井浦「あぁ、宵越はちょうど1ヶ月程前に入部したんだよ」
宵越「チッ……何を言うかと思えば、カバディもした事ねーくせに…!」
その言葉は私に向けられていた。
カバディの場ではやっぱり気持ちを抑える事が出来ない。
貴方「はぁ?」
宵越「な、何だよ。言い訳でもするか?か、可愛いとかそんなんで許される世界じゃねーぞ!」
え…可愛いって思ってくれてるの?宵越君……!
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作者名:うじっしー | 作成日時:2021年5月4日 2時