心にstruggle!!【灼熱カバディ】 (ページ3)

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Struggle2 ページ3

王城side

今日Aがお見舞いに来てくれた。

料理教室が無い日は殆ど病院に寄ってくれる。

優しいなぁと思いつつ、Aが学校で良い扱いを受けてないし親友も退学しちゃったみたいで心配。

僕の傍に居たら安心なんだけどね。

Prrrrrr……

『井浦慶』

井浦『もしもし部長？どうしたの？』

王城｢ねぇねぇ、勧誘して欲しい子がいるんだけどいいかな？｣

井浦『珍しいね……いいけど、どんな子？』

王城｢2年の水城Aっていう子なんだけど…｣

井浦『あぁ学校でちょっと有名な子…？女の子がカバディか……』

Aは2、3年の男子の間で可愛いって有名なんだ

王城｢…マネージャー枠でも、ダメかな…？｣

井浦『マネージャーねぇ……部員が少ない上にカバディ知らない子は…』

王城｢ここだけの話、カバディ歴は4年……｣

井浦『…分かった！！！努力はしてみるよ。まぁ俺にかかればきっと大丈夫』

王城｢ありがとう…あんまり無茶な勧誘は辞めてね｣

井浦『女子相手ならちょっとは手加減するさ。入ってくれたら男達が喜ぶぞ〜』

これでAの学校生活が180度変わる。

絶対に。

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貴方side

翌日の放課後……

靴箱に向かい渡り廊下を歩いていた時だった。

井浦｢ねぇ君！！｣

貴方｢……はい？｣

井浦｢2年の水城Aさんだよね？｣

貴方｢あぁ…はい、ええと……｣

ん？この人見覚えが……

正くんの中学時代のカバディチームの人…？

試合見に行った時に見た覚えがある。

井浦｢ちょっといいかな？｣

え、何だろう、ちょっと怖いんだけど…
この後料理教室なんだけど…

まぁちょっと位なら…

貴方｢いいですけど…｣

井浦｢俺は3年の井浦慶。カバディ部の副部長なんだ｣

ニコニコと微笑みながら喋る井浦さんは完全に勧誘に来たのだろう。

貴方｢あの、勧誘ですか？部活は入らないって決めてるんd｣

井浦｢まぁまぁそう言わず！君カバディ経験者なんでしょ？｣

ど、どこでそれを！？！？

雷に撃たれたような感覚だった。

貴方｢ま、まさか…｣

正くん……正くんなのか。この人に言ったのは……！

井浦さんは相変わらずニンマリと微笑んでいる。

貴方｢えっと…今から用事があるので……失礼します……｣