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Struggle13 ページ14

貴方side


翌日……




王城「A…!ちょっと走ってくるよ!」



貴方「あ、ちょっと!私も行く!」




翌週からカバディ部に復帰する正くんはいつも以上に張り切っていた。




急いで着替えて髪型をポニーテールをして家を出る。











王城「ハァハァハァ……」




貴方「……」




後ろを走りながらでも、体力が落ちたのか中々にしんどそうなのが伝わってくる。




それでも負けん気で走る正くん……





変わらずかっこいいと思う……///









ドンッ!!





王城「うわっ……」




貴方「正くん!!!」




正くんが誰かとぶつかった。





王城「いたたた……」






?「悪ぃ!大丈夫か!?」




私が急いで正くんを抱きとめると、ぶつかった相手が駆け寄ってきた。





貴方「!!!」





そこにはまさかの宵越くん……!!





王城「僕は大丈夫です……すみません」






宵越くんが正くんの手を持って立ち上がらせる。






宵越「!!(な、何でAが男と……!!)」





私は苦笑いで宵越くんに会釈した。





王城「お怪我はありませんか?」






正くんは私とこの宵越くんが知り合いなんてつゆ知らず。






宵越「え、あぁいや……(この人……細くてなんか……死にそう)」





王城「良かった、じゃあ僕らこれから行くとこあるんで失礼しま……あっ」





宵越「お、おい!」





貴方「正くん!!」


正くんが走ろうとした時によろめき、宵越くんが凄い速さで支えてくれた





宵越「(正くん…?まぁいい……)ちょっと待て!」





何故か宵越くんは私と正くんを公園に連れ、休ませてくれた。






宵越「ほら」




2本の水も買ってきてくれた。当たりは強い所あるけど、優しい人なんだね。




王城「すみません……僕は大丈夫ですよ。いつもあんな感じなので…」




貴方「……」






宵越「いつもあんなふらついてんのか?」






王城「一応学校で部活……スポーツやってるんです。でもなかなか体は強くならなくて……」






宵越「スポーツ?」





王城「やっと復帰するんです。凄い新人が入ったって聞いて焦りもあって……ちょっと走り込んでたらふらついちゃって…ごめんね、Aも」





貴方「ううん……!私は全然大丈夫!その為に一緒に走ってたんだもの」





宵越「(ぐっ……何なんだこいつらの関係は!)」






王城「その新人さん、他のスポーツで有名だったんですよ!」

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作者名:うじっしー | 作成日時:2021年5月4日 2時

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