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Struggle1 ページ2

貴方side


キーンコーンカーンコーン…



お弁当の時間も、帰りの時間も2年生になって少し経ってから1人。


親友が先月退学したからだ。



男子「水城さんまた明日ねー!」





貴方「うん!またね!!」




男子「水城ー!俺らと一緒に帰ろうぜ!」





貴方「あー、また今度ね!」




女子「うわ、またあの子男に媚び売ってる…」





女子「てか聞いてよ、この前涼太くんに告白した時さアイツみたいなのが好きって振られたんだけど(笑)」




女子「え、かわいそー!媚び売り女のせいじゃん」




媚なんて売ってない。




悪口女よりは私の方がマシでしょ。





それに、仲良くしてくれる人を大切にするだけ。




本当、今どきの女の子って面倒だな……






貴方「はぁ…」





無駄に明るく接するの本当しんどい。



いつも親友と2人だったからぽっかり穴が空いて取り残された感じがして正直寂しさも大きい。



今日は病院にお見舞いに行く。









ー病院ー




ガラガラー…




貴方「正くん!」




王城「A、来てくれたんだね!」




貴方「そりゃそうじゃん!正くんが好きなチョコパイ買ってきたよ」





喜びながらスーパーの袋の中身を漁る正くん。


嬉しそうに頬張っていた。





王城「お母さん元気?」




貴方「うん、正くんの退院凄く待ち遠しいって言ってたよ!退院祝いはカニだってさ!」






王城「ほんとに……!?」





チョコパイもカニも正くんの大好物だから相当嬉しいだろうな。



両親が他界してる正くんにとって私の母は彼にとって第2の母と言っても過言ではない。






王城「ねぇA、学校大丈夫?」





うっ……痛い所突かれた……





貴方「う、うん!楽しいよ!皆仲良くしてくれるし!!」





正くんは私の顔をじーっと見つめていた。





王城「絶対嘘でしょ〜」



やんわり微笑む彼は私にとある話を持ちかけた。




王城「……もう1回、カバディしない?」





貴方「!」




カバディに暗い過去がある訳じゃないし、今でもたまにカバディの試合をテレビで見る具合には興味あるけど…




それより、私がカバディを辞めてから一切勧誘しなかったのに急な勧誘に少し戸惑った。



貴方「うーん……」





カバディ部に入ったらまた女子達からからかいのネタが増えそう…




王城「皆いい人ばっかりだし、絶対たのしいよ(ニコッ)」




正くんの言う事は信じれる。





貴方「……なら、少し考えておくね」

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作者名:うじっしー | 作成日時:2021年5月4日 2時

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