episode156 ページ10
貴方・ルイス「「……え？」」
ウィリ「法執行に寄らない私刑…彼にとってはそれが最も高いハードルだと思っていたからね……分かるだろ？1人殺せば2人殺すのも同じこと……｣
ど、どういうこと…？
ウィリ「つまり、これで間違いなく彼は僕のことも殺してくれるはずさ……」
彼は不敵な笑みを浮かべながら言った。
貴方・ルイス「！？」
シャララッ……
ウィリアムが馬車のカーテンを開ける。
貴方「ねぇ、何を言ってr……」
ウィリ「…早速取り掛かろう……リストアップしていた全ての悪魔に裁きを下す……」
貴方「……」
ルイス「し…しかし兄さん。ホームズによる殺害は、我々の計画にはありませんでした。これによってミルヴァートンが仕掛けていた"兄さんの名が犯罪卿として報道される"事への対応の変更では無いのでしょうか…？」
ウィリ「…計画の大筋に影響はないだろう、予定通りの対応ですすめる。」
ルイス「……分かりました。」
貴方「分かったわ。」
ウィリアムは静かに私のお腹を撫でた。
その表情はとても寂しくて…
最後の計画で手が汚れきる前に触れておこうという思惑なのか。
ーモリアーティ邸ー
夜中に屋敷へ戻り、ウィリアムから計画表を渡された。
アルバート「おや？ウィリアム……この計画表……私の記憶違いでなければ、以前に聞いていた予定とは些か異なるようだが？」
ルイス「そうです！まるで違います！！」
貴方「そうですわね……新聞でウィリアムの名が報道されるのに合わせて私たち全員が屋敷を離れ、闇に紛れて作戦を遂行する筈でしたよね｣
ルイス「なのに何故僕達はここに残って兄さんだけが身を隠すんです！？これでは…犯罪卿は兄さんの単独犯であるかの様に世間から見られてしまいます！」
モラン「ルイス、ウィリアムの計画・命令が絶対だ。これ以上話を蒸し返すんじゃねえ。」
ウィリアムは黙って下を向いていた。
アルバート「……そうだな。ウィリアム、お前の事だ。考えがあるんだろう。我々は当面の間屋敷をこのまま維持しよう。」
ウィリ「はい…すみません兄さん。糾弾の矢面に立たせることになりますが……」
アルバート「構わんよ。お前が1人で背負うものに比べればどうという事はないさ」
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うじっしー(プロフ) - 梓さん» コメントめちゃくちゃ嬉しいです！！そのお言葉で更新頑張れちゃいます！ありがとうございます！！ (2021年4月13日 18時) (
レス) id: d3a8c31e55 (このIDを非表示/違反報告)
梓 - 更新ありがとうございます！！更新の話数が多くてとっても嬉しいです！これからも楽しみに読ませていただきます(≧∇≦) (2021年4月13日 18時) (レス) id: 4a35916047 (このIDを非表示/違反報告)
うじっしー(プロフ) - アルパカさん» いつもいつもありがとうございます！アルパカさん大好きだァァ！ (2020年12月11日 17時) (レス) id: d3a8c31e55 (このIDを非表示/違反報告)
アルパカ - 早い、早いぞパート４!そして面白いです!これからも更新頑張ってください!!! (2020年12月11日 17時) (レス) id: e49c543ba9 (このIDを非表示/違反報告)
うじっしー(プロフ) - 心美*°(見る専門)さん» 投稿をして誤字の見直しをしていたらこんなにも早くコメントを頂けるなんて！前回のPartでもコメントありがとうございますヽ(*^^*)ノ頑張りますねっ (2020年12月11日 0時) (レス) id: d3a8c31e55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うじっしー | 作成日時：2020年12月11日 0時
