episode182 ページ39
貴方side
茶を飲み、アルバート様の部屋で横になっていると屋敷の門が開く音がした。
貴方「ルイスかしら？」
アルバート「本当だ。外出していたみたいだね。出迎えに行く？」
貴方「えぇ、私がいってきますね」
アルバート「なら私m……」
貴方「もぉ〜、私は大丈夫ですって(ﾆｺﾆｺ)心配し過ぎにも程がありますわよ〜」
アルバート「そうか(笑)なら私は少し机と向き合わせてもらおう。」
アルバート様の手元には書面がまだ何枚かあった。
計画の日はもうそこまで迫ってる。
少しでも多くの時間をそちらに割いて欲しい。
私との時間もその後でも全くもって遅くないですもの。
貴方「ルイス！フレッドも！お帰りなさい。お2人で出かけてたの？」
何だか珍しい気もした。
ルイス「ただいま。少し時間いいかな？姉さん。」
貴方「え、えぇ……」
何だろう？私何かしたかな？
ルイスの部屋へと連れられた。
貴方「で……何かあったの？？」
ルイスとフレッドを交互に見た。
ルイス「姉さんに黙ってたのは申し訳なかったんだけど、今日シャーロック・ホームズに会ってきた。｣
貴方「え！」
フレッド「……」
それから馬車内での話を聞かされた。
貴方「なるほど……その願いをシャーロック・ホームズは元より応じてくれていた。彼も同じ気持ちだったと……」
シャーロック・ホームズといえば最初は敵意識があったけど今となれば私達にとっても大きな光だ。
貴方「ふぅ……」
胸元のアルバート様から昔頂いたネックレスに触れながら安堵の息を漏らした。
貴方「"地獄はもぬけの殻。全ての悪魔は地上にいる"その悪魔である私達も、死を選択せずとも色んな形の罰がある。」
そうだ。罰を受けるからと言って死ぬ訳でもない。
貴方「その罰を乗り越え、新しい世界で新しい私達モリアーティ家の生きる道を切り開けるかもしれない。その鍵となってくれたのがシャーロック・ホームズ。」
ルイス「姉さん……」
貴方「もしその中で辛いことが起きても、死が免れなかったとしても私達には諦めも悲しむことも許されない。それが罰なのだから。」
今までとは違う私に少々2人は驚いていただろう。
貴方「最後は皆で幸せに生きよう(ﾆｺｯ)」
その時木漏れ日が部屋に差し込んだ。
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うじっしー(プロフ) - 梓さん» コメントめちゃくちゃ嬉しいです！！そのお言葉で更新頑張れちゃいます！ありがとうございます！！ (2021年4月13日 18時) (
レス) id: d3a8c31e55 (このIDを非表示/違反報告)
梓 - 更新ありがとうございます！！更新の話数が多くてとっても嬉しいです！これからも楽しみに読ませていただきます(≧∇≦) (2021年4月13日 18時) (レス) id: 4a35916047 (このIDを非表示/違反報告)
うじっしー(プロフ) - アルパカさん» いつもいつもありがとうございます！アルパカさん大好きだァァ！ (2020年12月11日 17時) (レス) id: d3a8c31e55 (このIDを非表示/違反報告)
アルパカ - 早い、早いぞパート４!そして面白いです!これからも更新頑張ってください!!! (2020年12月11日 17時) (レス) id: e49c543ba9 (このIDを非表示/違反報告)
うじっしー(プロフ) - 心美*°(見る専門)さん» 投稿をして誤字の見直しをしていたらこんなにも早くコメントを頂けるなんて！前回のPartでもコメントありがとうございますヽ(*^^*)ノ頑張りますねっ (2020年12月11日 0時) (レス) id: d3a8c31e55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うじっしー | 作成日時：2020年12月11日 0時
