episode145 ページ49
ーミルヴァートン邸ー
チャールズside
ガチャッ
ラスキンが何やら紙切れを持って私の部屋にやってきた。
ラスキン「ミルヴァートン様…至急の電報です。国会議事堂前でホワイトリー議員が犯罪卿に殺されました。」
チャールズ「！！」
ラスキン「現場にいた記者の話では犯罪卿は突如として現れ、議員を刺殺……一連の殺人事件も自分がやった事だと告発した後、逃走……現在も捕まっておりません」
チャールズ「……ハーッハッハッハッ！！！犯罪卿が現われてホワイトリーを殺しただと！？最高の展開じゃあないか！！よもやこのような愉快な事になろうとはな！」
ラスキン「ホワイトリーがなした殺人を我々の方で公表する準備を進めていましたが……犯罪卿を名乗る者に先手を打たれてしまいましたね。」
チャールズ「あぁ…貴族院から見ればそこだけは私の手落ちに見えるだろう。そこは正直に弁解するさ。それよりもこの状況だ！"期待以上の展開"とは正にこの事だよ…！」
ホワイトリーに人を殺させるように仕向けた私の企てのせいで、"犯罪卿がホワイトリーの罪を被らざるを得なかった"という事だ。
ラスキン「……？」
チャールズ「ふっ……すまなかったな、ラスキン。順を追って説明しよう。今の結論に至るまでの私の推論だが…」
犯罪卿は当初、様々な脅迫を受けていたホワイトリーを貴族院の手から救おうとしていたのだろう。
しかしその最中犯罪卿にとって予想外のことが起きた。
チャールズ「それは"ホワイトリーが私の脅迫に屈して殺人をしてしまった"という事だ……！」
犯罪卿は考えただろうな。もしホワイトリーの殺人が公に露見してしまえば、この国の平等化への動きが潰えてしまう……
それだけは絶対に回避しなければならないと。
そうして奴はその最悪の状況で唯一最善と言える手を取った……それこそが……
チャールズ「ホワイトリーの罪を全て自分が被る事。それによってホワイトリーを救世主のまま葬って永遠の英雄とし、平等化への動きを推進せしめたのだ！」
……が、この国がどうなろうが私には一切関係がない。
何故なら、平等な社会だろうが不平等な社会だろうが、正しき者を悪に堕とすという私の愉悦自体には何ら影響はないからな…
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うじっしー(プロフ) - アルパカさん» そうなんですよ笑笑もうPart3で自分でも驚いてます！ありがとうございます！！ (2020年12月6日 18時) (
レス) id: d3a8c31e55 (このIDを非表示/違反報告)
アルパカ - パート３早いですね!驚きました!とても面白いです!これからも更新頑張ってください!応援してます! (2020年12月6日 18時) (レス) id: e49c543ba9 (このIDを非表示/違反報告)
うじっしー(プロフ) - 聖奈☆彡さん» Part2に引き続きコメントありがとうございます！そんなそんなっ！そんな言っていただけるなんて(><)有難いです！頑張りますね！ (2020年12月6日 14時) (レス) id: d3a8c31e55 (このIDを非表示/違反報告)
聖奈☆彡 - 更新早い！ｗｗｗもう大好きです！アルバートとの( *´艸｀)が入ってきていて興奮しました。個人的にお金出せるくらい面白いです (2020年12月6日 13時) (レス) id: 66ac8b3928 (このIDを非表示/違反報告)
うじっしー(プロフ) - 心美*°(見る専門)さん» 段々話がもっと難しくなってくので夢主を組み込んでいくのが難しくなりそうですが、そう言って頂けて本当に嬉しい限りです！ありがとうございます！ (2020年12月6日 0時) (レス) id: d3a8c31e55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うじっしー | 作成日時：2020年12月6日 0時
