episode125 ページ29
ーロンドン モリアーティ邸ー
貴方side
この前の件、ちゃんとアルバート様とは仲直り……というか自然と元に戻っていた。
今は屋敷の皆と集まり、茶を飲んでいる。
フレッド「ウィリアムさん。」
フレッドが急ぎめで部屋に入ってきた。
フレッド「例の……泳がせていた昔の裁判記録をレンタルしたものが現れました。」
貴方・ルイス「「！！」」
モラン「アレか……ホームズのやつ、遂にたどり着いたな。」
フレッド「いや……それがホームズじゃない。裁判記録を持ち出したのは、チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートン……」
多くの新聞社や広告会社を所有し、経営する…この国で一番の"メディア王"とも称される人物。
フレッド「5人も使って記録を運ばせるほど用意周到な人物で、そこからも判例の為等ではなく、ウィリアムさんの過去を探る目的かと思います」
アルバート「ミルヴァートン卿…社交界で1度挨拶をしたことがあるな。A、君も覚えているだろ？」
貴方「うーん……最初の頃の社交界は貴方が妻を強調してくるもので、恥ずかしくて相手の事なんぞ覚えていませんわ……」
ジャック「ワシも知っている……貴族ではないが相当な大物実業家だ。ホームズならともかく何故そんな奴が…」
ボンド「ねぇ、話がまるで見えないんだけど。ウィルくんの裁判記録って一体何のこと？」
貴方「ごめんね、ボンド……私達がモリアーティ家の養子になる前にとある貴族と裁判をしていたの。」
この話題が出るまで私も忘れていた。
ボンド「それってウィル君が今のウィル君になる前ってことだよね？なぜそんなものを残して……まさか……」
モラン「あぁ……わざと残してるんだよ。釣り針としてな。」
ウィリ「最初から囮にするために起こした裁判では勿論ないんだよ、ボンド。結果的に……という訳だ。」
アルバート「裁判記録自体を物理的に抹消することは容易い……だが、孤児院や貧民街にいた人間全てから"当時のウィリアムに関する記憶"までは消せやしないからな。」
貴方「当時を知る人間から話を聞けば、必ず行き当たるその裁判の記録をあえて残すことで……ウィリアムの過去を調べる者が現われた時、直ちにその素性をこちらが把握することができる…という訳です」
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うじっしー(プロフ) - アルパカさん» そうなんですよ笑笑もうPart3で自分でも驚いてます！ありがとうございます！！ (2020年12月6日 18時) (
レス) id: d3a8c31e55 (このIDを非表示/違反報告)
アルパカ - パート３早いですね!驚きました!とても面白いです!これからも更新頑張ってください!応援してます! (2020年12月6日 18時) (レス) id: e49c543ba9 (このIDを非表示/違反報告)
うじっしー(プロフ) - 聖奈☆彡さん» Part2に引き続きコメントありがとうございます！そんなそんなっ！そんな言っていただけるなんて(><)有難いです！頑張りますね！ (2020年12月6日 14時) (レス) id: d3a8c31e55 (このIDを非表示/違反報告)
聖奈☆彡 - 更新早い！ｗｗｗもう大好きです！アルバートとの( *´艸｀)が入ってきていて興奮しました。個人的にお金出せるくらい面白いです (2020年12月6日 13時) (レス) id: 66ac8b3928 (このIDを非表示/違反報告)
うじっしー(プロフ) - 心美*°(見る専門)さん» 段々話がもっと難しくなってくので夢主を組み込んでいくのが難しくなりそうですが、そう言って頂けて本当に嬉しい限りです！ありがとうございます！ (2020年12月6日 0時) (レス) id: d3a8c31e55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うじっしー | 作成日時：2020年12月6日 0時
