episode40 ページ44
アルバート様を迎えに来たのでヤードの外で兄弟たちと待っていた。
ルイス「アルバート兄様」
アルバート「ルイス、ウィリアムも……Aと一緒に迎えに来てくれたのか」
ウィリ「兄さん、お望みのものは手に入りましたか?」
アルバート「あぁ、全て上手くいったさ。」
ウィリ「それはよかった。これでまた前に進めそうです」
貴方「(ニコニコ)」
ルイス「さあ、お仕事も終わったのなら帰りましょう。久しぶりにみんな揃っての夕食です」
貴方「本当だわ!」
アルバート「そうだね、僕も楽しみにしていたんだ。」
私達4人は馬車の中で微笑み合った。
ーロンドン モリアーティ邸ー
ウィリ「僕は…ずっとずっと長い間考えてきました。この国の歪みについて……あの日アルバート兄さんから貰った新しい人生で、一体どうすればそれを正せるのかを……」
今、私達は新たなウィリアムの目論見を聞いている。
ウィリ「改めて言うまでもなく、元凶は英国に座りながら世界を支配した気でいる一握りの貴族たち……そして、階級制度そのものです」
モラン「……そりゃそうだが……ならどうやって誰と戦うんだ?」
ウィリ「制度はすぐには変えれない。でも今すぐ始められることはある……ここロンドンを地獄の底に叩き落とし……犯罪都市にする」
5人「「!!!」」
モラン「……おいおい、ちゃんと分かるように言ってくれ…どういう意味だ?"この国を良くする"っていう本来の目的と違うんじゃねえか?」
ウィリ「犯罪は目的じゃない…方法なんだよ、モラン。さっき言ったとおり、制度はすぐには変えられない。でも人の心なら一瞬でだって変えることができる」
フレッド「心……」
ウィリ「人にはさまざまな感情があり、人はそれで動く生き物なんだ。君たちもダラムでよく分かったと思う……そして最も人の心を打ちを動かすもの……」
『それは"死"だ』
貴方「……同意見ですわ。死は何よりも役に立ちますもの。」
アルバート「ふふっ、そうだったな。」
ウィリ「これからロンドンの市民は、僕の仕立てた多くの"犯罪と死"を見ていくことになる……つまり、犯罪によって街はステージと化し、市民はそれを目撃する観客となる」
アルバート「…ロンドンの街そのものを劇場化か……」
素敵でうずうずしてしまう自分がいた
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うじっしー(プロフ) - みるさん» ありがとうございます!!そのお言葉がとても頑張れます!! (2020年11月29日 14時) (レス) id: d3a8c31e55 (このIDを非表示/違反報告)
みる - モリアーティ最近ハマったのですが、うじっしーさんの作品一番面白いです!他も拝見させていただきますね!これからも頑張ってください! (2020年11月29日 14時) (レス) id: 66ac8b3928 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うじっしー | 作成日時:2020年11月22日 1時