episode33 ページ37
ウィリ「貴方はフリーダさんを殺した自責の念に駆られ、貴方の脳裏に焼き付いたA姉さんの笑顔を最後に……ここで踊り狂って自ら命を絶つ！！」
ダドリー「はぁ！？私が自 殺！？気でも触れたか！モリアーティ！！」
ウィリ「1人で踊れとは言いません。あなたには"死"というパートナーと共に踊っていただく！！」
ガシッ！！！
私はダドリー氏の肩を掴み、彼の顔の目の前で不敵な笑みを浮かべ……
貴方「私の笑顔……素敵でしょう？？」
ダドリー「いやぁぁぁぁあああ！！！」
ダドリー氏が後ろによろめいた時。
シュンッ！！！！！
彼の目の前をゴム銃弾が通った。
モランの腕は相変わらず凄いですわね。
ダドリー「ひっ！！なっ……何だ！？何かが私の周りを！！！」
ウィリ「いいステップですね……なかなかのセンスをお持ちのようだ。」
貴方「ウィリアム！褒めてる場合じゃないのよ！？街でも美人と賞賛された私がこんなバカにされて……アルバート様まで可哀想だわっ！(ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ)」
ダドリー「やめろっ！やめてくれ！！！」
貴方「素敵なダンスパートナーです事。」
ウィリ「……もうすぐダンスの時間も終わりですね。」
ズルっ！！！
ダドリー「あぁぁぁああああ！！！！！」
ドバンッ！！！！！
街人「また人が落ちたぞ！」
街人「見た！？」
その夜、ダドリー卿の自 殺を目撃した人は多かったけれど、霧も深く、死体は上がらなかった。
彼の脳裏にこびり付いたAの笑顔、死の間際の恐怖……
死んでも彼は忘れられないでしょうね。
そして、ダドリー卿の今までの悪事が暴かれ、彼によって殺されたフリーダの死の真相も明らかになった。
そして、あの夜の事件に関するルシアンの記憶は、強力なアヘンと彼女の死を唐突に知ったショックもあり、朧気なものだった。
私たちは花束を手に墓場に来ていた。
ルシアン「フリーダ……」
モラン「あの小僧、立派な墓を立てたじゃねーか。」
私達も花を添えに行く。
貴方「身分違いの許されざる恋……」
モラン「あぁ……ひでぇ話だ。フリーダも小僧もこの国の階級制度の犠牲者だ。世界が違えば幸せになるはずの2人だった。」
ウィリ「その通り。だから……」
『僕達が変えなければならない。』
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うじっしー(プロフ) - みるさん» ありがとうございます！！そのお言葉がとても頑張れます！！ (2020年11月29日 14時) (
レス) id: d3a8c31e55 (このIDを非表示/違反報告)
みる - モリアーティ最近ハマったのですが、うじっしーさんの作品一番面白いです！他も拝見させていただきますね！これからも頑張ってください！ (2020年11月29日 14時) (レス) id: 66ac8b3928 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うじっしー | 作成日時：2020年11月22日 1時
