episode29 ページ33
ウィリ「A姉さん、ごめんなさい、急用ができてしまった……詳しくは帰宅後話します。学校の前にルイスを呼んでますから！」
貴方「なるほど……ウィリアムが動かないといけないことが出来たのね！いってらっしゃい。私は先に帰っておくわね。」
ウィリアムは早足でどこかへ向かって行った。
さぁ、私も帰りますか。
ダラム大学の外を出ると、もうルイスを乗せた馬車が来ていた。
ルイス「姉さん、お帰りなさい。初めての大学はどうでした？」
ルイスが馬車の中へエスコートしてくれる。
ヒヒーン！
馬車が動き出す。
貴方「それはもう……とっても面白い人達が沢山の面白い場所でしたわ。(ﾆｯｺﾘ)」
ーーーーーー
ダドリーside
ここはアヘン漬けにした者たちを収容したいわば倉庫。
男「これは旦那様…ﾋﾋﾋ」
ダドリー「どう？新しい薬は効いてる？」
男「そりゃあもう、ロンドン産の新薬ですから。奥でゆっくりなさってますよ。」
奥の部屋へ行くと…
ダドリー「……気分は落ち着いたかな？ルシアンくん。」
ルシアン「…………お……俺は……彼女に……会い…………に…行かないと……」
ダドリー「残念だが、その必要は無いよ！彼女は事故で死んだんだ！河に落ちてね！」
ルシアン「……フリーダが……？」
ダドリー「そう……今はまだ受け止められないだろうけど……ここでゆっくり休んで考えればいいんだ……さぁ……もう一度この薬を飲んで眠るといい……」
ルシアン「俺……は…………フリー…………ダ……と……約そ……く……」
彼はまた深い眠りに落ちた。
にしても今日学校にいたあの女……
教鞭を取っているものでも、事務員でも何でもないはず……
(貴方『ふぅーん、怪しい男がこの学校にいるのですね……』)
そう言って私に一瞬だけ、不気味な笑顔を向けたあの女の顔が忘れられない。
(貴方『ふふっ……』)
げ、幻聴か！？私は薬の耐性は付いているはず……
もしや、勘づかれたか……？
ダドリー「いや、大丈夫だ……大丈夫だ……」
男「旦那様……？」
きっとバレない。あんな女やただの大学教授。
考えすぎだ……。
たった1人の初対面の女ごときにこれ程頭を使うな！
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うじっしー(プロフ) - みるさん» ありがとうございます！！そのお言葉がとても頑張れます！！ (2020年11月29日 14時) (
レス) id: d3a8c31e55 (このIDを非表示/違反報告)
みる - モリアーティ最近ハマったのですが、うじっしーさんの作品一番面白いです！他も拝見させていただきますね！これからも頑張ってください！ (2020年11月29日 14時) (レス) id: 66ac8b3928 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うじっしー | 作成日時：2020年11月22日 1時
