episode21 ページ25
貴方「こちらお土産ですわ！」
執事「どうもご丁寧に。後ほどパイにしてお出ししましょう。」
そう言って差し出したのはグレープフルーツ。
ウィリ「あ、そうでした男爵、もう1人ゲストを追加してもかまいませんか？」
入口の方を見ると、、ミシェル！
私の正装を着てる…もう着ないやつだからいいけれども…
ダブリン「ふん、ご自由に。今夜はビュッフェ形式でいいっ！使用人は全員外せ！」
そうして食事会が始まった。
ダブリン「味方を増やせば、この戦いに勝てるとお思いですかな？」
アルバート「闘いだなんて、そんな物騒な、その前にお料理を頂きましょうか。折角用意してくださったのですから。」
私達は黙々と料理を食べ進めた。
ミシェル「ふふっ」
ミシェルが急に不敵な笑みを浮かべた。
ダブリン「な…何だ！？薄気味悪い女め！｣
ウィリ「お味はいかがですか？男爵。バートンさんが手塩にかけて育てたグレープフルーツなんですよ」
ダブリン「？…そ、そうなのか……」
ウィリ「やはりご自分の小作人のことすら把握していらっしゃらないのですね……ならば…」
ミシェルが結っていた髪を解き、ダブリン男爵を睨みつけた。
ウィリ「あなたがあの日見殺しにした子供の事もきっと忘れなのでしょう」
ダブリン「……子供だと？私がいつ……………！？」
ダブリン氏は恐ろしい事を思い出したかのように目を見開いた。
ダブリン「お……お前！何しに来た！！！誰かっ！」
貴方「ただの領地の話し合いですのよ。騒いで恥をかくのは貴方です。」
ダブリン「…貴様らもグルか！？これはなんの嫌がらせだ！」
アルバート「弟のウィリアムのもうひとつの仕事。それはコンサルタント。｣
ミシェル「自分と同じ貴族の人間以外には滅多に面会しない…1人で外を出歩くこともない。どうにかして貴方を私の目の前に引きずり出したかった。だからA様に相談をし、彼と繋がった！」
ダブリン「！」
ウィリ「……今回こちらの相談者のご依頼により、この"犯罪相談役(クライムコンサルタント)"のウィリアム・ジェームズ・モリアーティが、貴方に罰を下しに参りました。」
ダブリン「罰……だと？ふっ……ふざけたことをどいつもこいつも！ワシに一体なんの罪があると言うのだ！」
ダブリン氏は大声で笑い始めた
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うじっしー(プロフ) - みるさん» ありがとうございます！！そのお言葉がとても頑張れます！！ (2020年11月29日 14時) (
レス) id: d3a8c31e55 (このIDを非表示/違反報告)
みる - モリアーティ最近ハマったのですが、うじっしーさんの作品一番面白いです！他も拝見させていただきますね！これからも頑張ってください！ (2020年11月29日 14時) (レス) id: 66ac8b3928 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うじっしー | 作成日時：2020年11月22日 1時
