55話 ページ8
「ありがとうございましたぁぁ！！」
貴方「あら？」
甘露寺「感謝のやまびこが聞こえたわ。誰か来たのかしら？？ドキドキしちゃう！！」
貴方「それにしても温泉気持ち良いなぁ」
甘露寺「私そろそろ暑くなってきちゃった……先に上がっててもいいかしら？」
貴方「あ、なら私も上がります！(ﾆｺﾆｺ)」
……
蜜璃ちゃんはピンクの桜の着物。
私は赤色の紅葉の着物を着ていた。
貴方「ふぅー……」
甘露寺「じゃあ行きましょうか！」
私達が温泉から出て降りていくと、向こう側から人影が……
だ、誰か来てる……？
サイドが刈り上げで、不死川様と同じような顔……それに傷……
玄弥くん？？？
本当に本人か分からないし面識がないから話しかけるにも話しかけれなかった。
甘露寺「こんにちわ！！」
玄弥「……」
甘露寺「……お名前は？？」
玄弥「……」
貴方「蜜璃ちゃん……(苦笑)」
玄弥「！」
玄弥くんは目を見開いて通り過ぎるまで私のことをじっと見つめていた。
玄弥「兄貴の……(ﾎﾞｿｯ)」
甘露寺「挨拶してくれなかったぁ……！(涙)」
御屋敷に戻り……
甘露寺「あーっ！！炭治郎くんだ！！！」
貴方「炭治郎くん！？」
蜜璃ちゃんは泣きながら炭治郎くんの元へ走り出した
炭治郎「あ！気をつけてください！乳房がこぼれ出そうです！」
甘露寺「聞いてよ〜！私今そこで無視されたの〜挨拶したのに無視されたの〜！」
炭治郎「誰にですか？」
甘露寺「わかんないの〜！だから名前聞いたのに無視なの！酷いと思わない？私柱なのに〜！Aちゃんとの楽しいお風呂上がりが台無し！」
炭治郎「もうすぐ晩御飯ができるみたいですよ。松茸ご飯だそうです。」
甘露寺「えーっ！？ほんとぉ！？！？Aちゃん！行くよ！！！」
貴方「あっ！わっ！！た、炭治郎くんまた後でね！！」
炭治郎「はーい！！」
蜜璃ちゃんは私の腕を引っ張ってご飯の用意されてる部屋まで走っていった。
何だか、部屋を走り回る姉妹みたいって……自分で思った。桜子姉さんじゃなくて蜜璃ちゃんみたいな姉妹がいたら楽しかっただろうに。
ガラガラーーー
部屋に入ると既にもう夕食が準備されていた。
貴方「わぁぁあ！美味しそう！！」
お魚に、漬物、吸い物、松茸ご飯！！
鳥の揚げ物まで！！
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作者名：うじっしー | 作成日時：2020年8月20日 21時
