60話 ページ13
童磨「君達姉妹の話はよく聞いていてね、出来損ないの妹のAを貰ってくれないかと泣きつかれたよ。」
貴方「父上と母上が……そんな……」
童磨「せっかく引き受けてあげたのに、Aちゃんは逃げ出したし……まぁ今もっと綺麗になったAちゃんを見つけられたけどねﾆｺﾆｺ」
童磨は舌なめずりをした。
童磨「Aちゃんのご両親のお肉も美味しかったし、お礼にちゃんと約束守らないとね？Aちゃんを俺が貰ってあげる。」
貴方「姫の呼吸！参ノ型！！炎火天守閣！！」
童磨「ほぉ、早くなったね動きが。血鬼術、散り蓮華！」
一面が氷で包まれる。
貴方「くっ…… 」
炎と氷がぶつかり合う
貴方「(この前よりも対等に戦えている……！)」
シュッ！！！
童磨の頬に切り傷を入れた
間合いに入れた！！
童磨「喜んでる場合じゃないよ」
ドオオオオオオオン！！！！
貴方「きゃぁぁあ！！！」
童磨の片腕で遠い木まで吹き飛ばされた
貴方「ﾋｭｰﾋｭｰ……ｹﾞﾎｯ……」
あれほど特訓をした……
涙と血を流すような気持ちで……苦しかった日々……
私はもう一度……煉獄様の笑顔を見たくて頑張ってたんだもの！！！
こんなところで死んでたまるか！！！！！
童磨「へぇ。結構強い力で飛ばしたよね？」
貴方「ﾌｩｩｩ……姫の呼吸！壱ノ型！！桜花統一！！！」
ザシュッザシュッ
童磨「血鬼術、枯園垂り！！」
四方八方からの攻撃
何本も手があるような……！
貴方「弐ノ型！守護単！！」
落ち着け……落ち着け……
私を守る着物が少しずつ切り裂かれていく
ザシュッ！！！
童磨「着物の中にAちゃん見つけた(ﾆｺﾆｺ)」
背中が痛い…
肺が苦しい……
すごく泣き出しそうだけど……
(煉獄「頼む……生きてくれ……」)
仲間達が支えてくれ……御館様は私をずっと見捨てなかった。彼らのおかげで私は今生きている！！
煉獄様の心はずっと私の中にあるんだから！！
負けない！！！負けるわけにはいかない！！！！
鬼は全て抹殺する！！！！
貴方・(煉獄)「「炎の呼吸！！玖ノ型！！！煉獄！！！！！」」
私の刀は炎に包まれ、私自身は灼熱の業火の如く童磨へ猛進した。
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作者名：うじっしー | 作成日時：2020年8月20日 21時
