検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:4,948 hit

59話 ページ12

夜になり……





貴方「そろそろ西の森の方へ行きましょうか……」




不死川「おお、A!」




貴方「不死川様!!任務ですか?」





不死川「あぁ、まぁな。Aもか?」





貴方「はい!西の森への任務が来てて」






不死川「ん?その任務ならこの前時透と悲鳴嶼が鬼の殲滅に行ってたが、まだ何かあるのか?」







貴方「うぅん……鴉が夕方にそう伝えてきたから……」






任務にこの前行ったところに行くなんて……何か鬼が出たのかしら?





不死川「そうか、それなら行かなきゃならねぇな。」







不死川様と別れて、私は山をめざして行った。









貴方「鴉、こっちで合ってる?」




鴉「アッテル!アッテル!!」







〜山〜





小さい山ではあるが、そこまで何の気配もしない。





貴方「鬼……いるような気配しないんだけど、鴉!!」





後ろにいた鴉の方へ振り向くと……






貴方「(ビクッ)!?!?」






童磨「久しぶりだね♬︎」







貴方「な、なんで……」







童磨の肩に私の鴉が乗っている。






貴方「鴉!!!!!こっちへ戻りなさい!!」





童磨「あぁ、鴉ね!君がいない間に捕まえてちょっと頭の中に指突っ込んでいじっただけだよ〜!俺の言うこと聞いてくれる賢い鴉だった!鴉のお陰でこうして2人で話すことができるね!ありがとうね!」






ボキッ!!!!!







貴方「いやぁぁあ!!!私の鴉!!!!」








童磨にとってはもう用無しの私の鴉……彼は笑顔で私の鴉の首を折った。







貴方「……許さない…………」






童磨「そうだ!この前上弦が集まる機会あったんだけど、あの方はAの事鬼にする気無くなったんだって。柱を鬼にしたところで血鬼術使えるわけじゃないし、呼吸を使える剣士を鬼にするのは色々と面倒なんだって!」





貴方「ならなぜ私に突っかかる!」






童磨「俺は君を気に入ってるんだよ!君は俺達に城の中の美味しい人間を食べさせてくれた!それに……」




私は刀を構えながら後ずさる。





童磨「俺は信者の女にしか興味はない……」






貴方「なっ!?……わ、私は……貴方の信者なんかじゃ……」






童磨「1度君にお見合いの話があったろ?」




貴方「あ……あぁ……」





童磨「君の親は完全なる俺の信者だった。家族にも興味なく違う部屋にいつもひきこもってた君は知らないかぁ〜!」




童磨の笑顔が本当に怖かった。

60話→←58話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.1/10 (14 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
22人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:うじっしー | 作成日時:2020年8月20日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。