59話 ページ12
夜になり……
貴方「そろそろ西の森の方へ行きましょうか……」
不死川「おお、A!」
貴方「不死川様!!任務ですか?」
不死川「あぁ、まぁな。Aもか?」
貴方「はい!西の森への任務が来てて」
不死川「ん?その任務ならこの前時透と悲鳴嶼が鬼の殲滅に行ってたが、まだ何かあるのか?」
貴方「うぅん……鴉が夕方にそう伝えてきたから……」
任務にこの前行ったところに行くなんて……何か鬼が出たのかしら?
不死川「そうか、それなら行かなきゃならねぇな。」
不死川様と別れて、私は山をめざして行った。
貴方「鴉、こっちで合ってる?」
鴉「アッテル!アッテル!!」
〜山〜
小さい山ではあるが、そこまで何の気配もしない。
貴方「鬼……いるような気配しないんだけど、鴉!!」
後ろにいた鴉の方へ振り向くと……
貴方「(ビクッ)!?!?」
童磨「久しぶりだね♬︎」
貴方「な、なんで……」
童磨の肩に私の鴉が乗っている。
貴方「鴉!!!!!こっちへ戻りなさい!!」
童磨「あぁ、鴉ね!君がいない間に捕まえてちょっと頭の中に指突っ込んでいじっただけだよ〜!俺の言うこと聞いてくれる賢い鴉だった!鴉のお陰でこうして2人で話すことができるね!ありがとうね!」
ボキッ!!!!!
貴方「いやぁぁあ!!!私の鴉!!!!」
童磨にとってはもう用無しの私の鴉……彼は笑顔で私の鴉の首を折った。
貴方「……許さない…………」
童磨「そうだ!この前上弦が集まる機会あったんだけど、あの方はAの事鬼にする気無くなったんだって。柱を鬼にしたところで血鬼術使えるわけじゃないし、呼吸を使える剣士を鬼にするのは色々と面倒なんだって!」
貴方「ならなぜ私に突っかかる!」
童磨「俺は君を気に入ってるんだよ!君は俺達に城の中の美味しい人間を食べさせてくれた!それに……」
私は刀を構えながら後ずさる。
童磨「俺は信者の女にしか興味はない……」
貴方「なっ!?……わ、私は……貴方の信者なんかじゃ……」
童磨「1度君にお見合いの話があったろ?」
貴方「あ……あぁ……」
童磨「君の親は完全なる俺の信者だった。家族にも興味なく違う部屋にいつもひきこもってた君は知らないかぁ〜!」
童磨の笑顔が本当に怖かった。
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作者名:うじっしー | 作成日時:2020年8月20日 21時