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23話 ページ25

貴方「何が卑怯者よ。」




宮女(鬼)「な、何よ急に……」





貴方「私の飯に塵や髪を入れ、姉と私の差をお前たちが1番笑ってはいけないのに嘲笑い、扉があかなくなったと嘘をついて私を部屋に1晩閉じ込めたこともあった。」




煉獄「A……」





貴方「確かにそれでもお前たちは私に良くしてくれてたかもしれない。私はそれでも尚生きていたから。」





鬼たちの顔は少しひきつっていた。





貴方「だけど、それほどまでして私があの時お前たちを助けると思うか!?それで今になって罪人?卑怯者?笑わせてくれるわね。」





宮人(鬼)「お前ぇえええええええ!」







貴方「姫の呼吸。肆ノ型…金色巫女!!!」




『リ"ン"リ"ン"リ"ン"リ"ン"』



巫女の鈴が激しく鳴る中、耳を塞ぐ鬼たちを一気に滅殺した。




貴方「何が卑怯者よ!!!あんた達に言われたくないわよ!!!ゴミクズ野郎!!!!!!」




ザシュッ!!




ザシュッ!!




ザシュッ!!!








貴方「うるさいうるさい!お前たちやあの人達から生まれた私が可哀想だ!!!」





私はひたすら泣き叫んでいた。





ずっと、引き出しの中にしまっていた過去と怒りと城の中の人達の行い。


しまっていないと私の平然が保てていなかった。




貴方「参ノ型…炎火天守閣!!」




宮女(鬼)「熱い!!!!熱いよぉぉおおおお!助けてっ!!」


ザシュッ!!



もう髪の毛もボサボサだ。




宮女(鬼)「生意気なっ!!お前程度の柱なんぞ直ぐに殺せr」



ザシュッ!!





貴方「黙れ!!!心の汚い弱者め!!!私がこうなったのもお前たちのせいだ!!父上のせいだ!!!!!姫の呼吸!壱ノ型!桜花統一!!!」






ザシュッ!!




宮人(鬼)「わ、わかった…やめてくれ!!」




貴方「じゃあ、私が昔、やめろと言ってやめてくれた?」





宮人(鬼)「それh…」




貴方「さよなら」




ザシュッ!!




煉獄「炎の呼吸!肆ノ型!盛炎のうねり!!」



ゴオオオオオオオオオオ!!



目の前にいた鬼達が全て、燃えていた。





『うぁぁぁぁぁぁああ!!』


『死にたくない!!!』


『熱い!!!ぐぁぁあ!』





知っているヤツらの断末魔を聞くのは、聞くに耐えれなかった。






ザシュッッッ!!!!




煉獄様が全ての首を落とした。





貴方「(フラフラ…)」




技をこれほどまで連続に出すのが久方ぶりであり、相手が相手だったので余計精神を削ってしまった。

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作者名:うじっしー | 作成日時:2020年8月13日 2時

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