1話 ページ2
貴方side
私は今、自分の【姫屋敷】にて茶を立てていた。
貴方「あ……茶柱が立った……これからいい事が起こるのかしら」
そんなことを考えていると……
鴉「御館様カラノ徴収!!今スグアツマレ!!」
噂には聞いている。
昨晩、鬼の女の子を連れた鬼殺隊を屋敷へ連れ帰ったのだと。
貴方「今すぐ向かいます……」
シュンッ!!!!!
私は風より早いスピードで本部へ。
そこには地面にひれ伏す少年に……しのぶ様、天元様、行冥様、蜜璃様、無一郎様、杏寿郎様が既に居た。
隠「おい、起きろ!!!柱の前だぞ!!!」
炭治郎「!?!?」
私は屋根の上から見ていた。
胡蝶「ここは鬼殺隊の本部です。あなたは今から裁判を受けるのですよ。竈門炭治郎君。」
煉獄「裁判の必要など無いだろう!鬼を庇うなど、明らかな対立違反!我らのみで対処可能!鬼諸共斬首する!」
宇髄「ならば俺が派手に頚を斬ってやろう。誰よりも派手な血飛沫を見せてやるぜ!もう派手派手だ」
人の命に派手派手なんて意味がわからないわ。
甘露寺「……」
蜜璃様は謎に顔を赤らめている……
悲鳴嶼「あぁ……何というみすぼらしい子供だ……可愛そうに。生まれてきたこと自体が可哀想だ。」
時透「何だっけ……あの雲の形……なんて言うんだっけ……」
悲鳴嶼「殺してやろう」
宇髄「派手派手にな。」
シュタッ!!
私は屋根から降りてきた。
貴方「皆してこの子を虐めすぎよ…何か訳があったかもしれないんだから落ち着いて」
煉獄「それもそうかもしれないな!あっはっはっは!!」
すると、木の上から気配がした。
伊黒「そんなことより、富岡はどうするのかね。拘束もして無い様に俺は頭痛がしてくるんだが。胡蝶めの話によると対立違反は富岡も同じだろう。どう処分するかどう責任をとらせる、どんな目に遭わせてやろうか」
甘露寺「//////」
冨岡「……」
胡蝶「まぁいいじゃないですか、大人しく着いてきてくれましたし。処罰は後で考えましょう。それより私は坊やの方から話を聞きたいですよ。」
炭治郎「ゲホゲホ!!」
私は炭治郎君の隣に行って背中を摩った。
伊黒「全く……」
貴方「お水を飲んだ方がいいですね。」
私は懐からひょうたんを出して、炭治郎君に飲ませた。
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作者名:うじっしー | 作成日時:2020年8月13日 2時