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「ごめん！待った？」
「あ…こんばんは！お疲れ様です。全然大丈夫ですよ。」
「そ？なら行こか。」
夜9時半、少し遅めのご飯を食べに行く。
永瀬さ……いや、廉と。
夜は寒いのに謎の冷や汗が流れる。
まさか彼と二人でご飯に行くような関係になるとは思わなかった。
少し前まで彼の突き刺さる視線に怯えていたのに、今じゃ毎日連絡するような仲だ。
お仕事の話とか……アイドルのお話を出来たらいいな、なんて緊張しながらも少し楽しみだ。
彼に連れられたのは高級そうな個室の和食屋さんで。
メンバーとご飯に行く時は激安の大衆居酒屋ばかりなので、少し緊張してしまう。
「ふは、緊張しとるん？」
「いやあ〜個室料理店なんか行ったことないですよー。」
「だいじょーぶ。俺がおるから。な？」
アイドルという自覚を持たなければ…。
彼の笑顔に高鳴る胸を無理矢理押さえつける。仕事の話をするんだ。キュンキュンするなバカ！
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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白米を大量に口に運ぶ廉。
絶対にめちゃくちゃ高いであろう料理は美味しくて、練習や収録で疲れた体に染み渡る。
「おいしい〜。こんなに美味しいご飯初めてたべました。」
「あはは、そりゃーよかったわ。」
時に世間話とか、メンバーの話とか、失敗談とか。
他愛ない話をしながら食事をしていると、時計の針は10時を越していた。
「ん、なあ。写真とっていい？」
「写真、ですか？大丈夫ですよ。」
「おー。はいチーズ。」
陰キャピースをカマしてしまい、若干恥ずかしくなりながらもニコニコしながらスマホを眺める廉になにも言えずに残り少ない料理を口に運んだ。
そろそろお開きかなあ、と思うと、若干寂しくなる。
「もういい時間やな。そろそろかえる？」
「う〜ん、そうですね。」
「…またいこな？次もふたりで。」
「ぜひ！」
次、次があるんだ。
心が踊る。あれだけ心身ともに疲れていたのに、言葉ひとつでここまで元気になれる。
当たり前みたいにお会計は彼が出してくれて、申し訳なかったけど「こういうのは男がだすもんやで。しかも年上やしな」なんてイケメンすぎるセリフを吐き捨てて、一回の食事のお値段とは思えない額を真顔で支払っていた。
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名無し43069号(プロフ) - ゆゆゆさん» コメントありがとうございます！！嬉しいです(T_T)更新頑張りますね！ (2022年12月20日 10時) (
レス) id: 1a12019006 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - 何か今までにない感じの小説に出会ってめちゃくちゃ面白いです！更新楽しみにしてます〜！無理せず頑張って下さい！！ (2022年12月19日 10時) (レス) @page46 id: 2170580ec5 (このIDを非表示/違反報告)
名無し43069号(プロフ) - ぴよさん» ウガー岸くんいいですよね(T_T)岸くんと絡ませてみます！！！コメントありがとうございます！ (2022年12月14日 19時) (レス) id: 1a12019006 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ(プロフ) - 名無し43069号さん» お返事ありがとうございます！！お互い体調に気をつけて過ごしましょう！！ そして岸くん担なので岸くんがいつか出てきてくれたら嬉しいです…！！！ (2022年12月14日 17時) (レス) id: 77d2c357a6 (このIDを非表示/違反報告)
名無し43069号(プロフ) - のんちゃんさん» わ〜！ばんたんのも見てくださったんですね！！めちゃくちゃ趣味同じですね笑 ばんたんのメンバーがということでしょうか！？！？めっちゃいいですねそれいつか出したいです！！！コメントありがとうございます！ (2022年12月14日 16時) (レス) id: 1a12019006 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し43069号
| 作成日時：2022年12月3日 18時
