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2 私とあいつ ページ3

「あのう、すみません。侑、おる?」

「おお、ちょっと待ってなー。侑ー、彼女来とるでー!」





1時間目が終わって、ゆっちゃんと話していると入口のほうから、女の子が近くの男子に声をかけていた。


ボブカットで私より少し背の低い女の子。

萌ちゃんだ。






「睨みすぎ」

「え!?睨んでへんよ!?」

「それで睨んでへんの!?」






すると、一人の男子が立ち上がり入口に向かう。

金髪の背の高い男子。

宮侑だ。






「中学んとき、萌ちゃん侑のこと好きやったんやって」


「それで、今に至るっちゅー訳か。なるほど。」






萌ちゃんとは話したことあるけど、宮侑とは話した記憶がまるでない。

まあこれからの人生で支障が出る訳でもないからいっか。












「(ああ、ねっむ)」





春という季節はなんでこうも眠いのか。

眠くてたまらん。

よりにもよって怒ると怖い先生の授業だ。





「(起きるんや私。睡魔になんか負けたらあかん。
せや、寝たら死ぬって考えとこ)」






しかし、少しの気の緩みで頭が机に向かって落ちそうになる。






「...くくっ」

「誰や今笑たのー。授業中やでー。」






その先生の声で眠気が冴える

よし、今や

この機会に平然を装うんや私。

その後、無事に授業は終わった。






「(はあ〜、眠かった。とりあえず先生に怒られなくて良かった)」


「眠そうやったね、Aちゃん」






すると、誰かの影が被さって少し暗くなる。

顔を上げてみると、宮侑が目の前に立っていた。

3 私とあいつ→←1 私とあいつ



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黎子(プロフ) - 紅麗亜さん» ありがとうございます!感謝で涙が溢れます!これからもよろしくお願いします! (2018年2月25日 17時) (レス) id: 1c7dde52b2 (このIDを非表示/違反報告)
紅麗亜 - いつも、楽しく見ています。更新頑張ってください!応援しております。 (2018年2月25日 17時) (レス) id: 219f3dfeac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黎子 | 作成日時:2018年2月12日 14時

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