捕まりました ページ23
『……っ』
ツンと鼻につく独特の匂いで目が覚める
心做しかお腹が痛い
……私、何してたっけ。
『……あぁ、負けたのか』
ゲームに。
無理ゲーに近いゲームで負けるのはまぁしょうがない。
呆気ない人生だったな、何はともあれ私は脳内で死刑判決と下される。
キョロキョロと首を回し周りを見る。
ここは医務室か。
誰も居ない絶好の脱出チャンスだが体が重い。動かない。
あの大男、少しは力の加減というものが無かったものなのか。
ズキズキと痛むお腹を耐え続ける。
ｼｬっと隠されていたカーテンが開く
??「あ、起きた？？」
……誰だお前。
顔には神と書いてある紙が貼ってある男がニコニコと笑っている
おい誰だダジャレとか言ったやつ削ぎ落とすぞコラ
??「体の調子どう……？って言っても見たらわかるね。」
とずんずんとこちらに近づきベットの横に置いてあった椅子に座る
??「喉に傷はなかったけど、喋れる？
俺しんぺい神って言うんだこう見えて医者やっちゃってたりしてます」
神様だよ〜と私の身体を診ながら喋る
神様っほんとにいるんだ……
ん？ってことはここは
天国？
『……神様、』
sn「ん〜？」
『私、死んじゃったんですか？？』
sn「ﾌﾞﾌｯ」
と神様は笑い始める
『？？、？』
sn「大丈夫、君はちゃんと生きてるよ」
『……そうです、か。』
やっぱりここは医務室だったか。
頭がほあほあしてて脳が働いてなかったのだろう。当たり前の感覚が鈍っていると自分でも思う。
sn「んー。相当疲労してるね〜起きれたのが奇跡って言うぐらい。」
うとうとと神様の言う事を耳に入れる
sn「まだ寝そうだね、ゆっくり休んでね。」
と椅子から立ち上がり出ようとする
ふとひとつの影と重なる。
『まって。』
ｷﾞｭｩ
sn「え、」
その人の白衣を袖を掴む
『いや、一緒にいてよ』
どこにも行かないで。置いて行かないで。
『……お義母、さん。』
sn「……大丈夫。」
とお義母さんは私の手をぎゅっと掴む
『……あのね、お義母さん』
sn「うん」
『私ねお義母さんのために、お国の為にね我々国のスパイに行ったの』
sn「……うん」
『でも我々国ってすごく強くて、私呆気なく捕まっちゃって』
sn「そう」
『……がんばってお義母さんに会いに行くためにもがいてみたけど』
出られなかったや
『お義母さん、……ごめんな……さい、』
sn「……おやすみ。良い夢を」
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むっちゃまっちゃ - なんやかんや仲良くて好き,,, (2022年2月25日 23時) (
レス) @page49 id: 41cf5c918b (このIDを非表示/違反報告)
うみ - 寝起き弱いのいいですね〜〜かわいい！お酒弱かったり() とんぞむとの絡み待ってます 手合わせとても楽しみです 更新まってます (2019年1月27日 14時) (レス) id: 3d5242b8e0 (このIDを非表示/違反報告)
ユーリィ - いつも楽しみにしていたのですが、今回は特にうれしかったです！狂犬組、ありがとうございます！ (2019年1月26日 14時) (レス) id: 45f4151292 (このIDを非表示/違反報告)
シズネ - おっ…お体を壊した…!?な…なんと…体調に気をつけてゆっくり休んで下さいね。 (2019年1月20日 23時) (レス) id: 13ba803884 (このIDを非表示/違反報告)
空き缶 - 小説の続きが出てないか３０分に５回ぐらいのペースで見にきてます！何度も何度も読み返してもすごく続きが気になるお話でした！次の投稿待ってます！応援するので頑張ってください！！！！ (2019年1月17日 22時) (レス) id: ffec0c0bbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：びんの蓋 | 作成日時：2019年1月9日 20時
