最近… ページ31
・
ロン「ねぇ、最近のA、マルフォイとよく一緒に居ないか？」
ハリ「あぁ、それ僕も思った。よく二人でいる姿見かけるよな。」
ハー「違うわよ！…どちらかと言えばあれは…マルフォイがAにくっついて回っているように見えるわ！」
ロン「へぇー。マルフォイ、もしかしてAのこと好きなのかな？」
ハー「さぁ、？どうなんだろう。」
そんな会話が広がる大広間。
スリザリン寮の席には
並んで座るAとドラコの姿があった。
・
ドラ「なぁ、お前は好きな食べ物とかはないのか？」
『え？』
ドラ「ほら、ここ最近昼ごはんを一緒に食べているがお前が自分でなにか注文しているところを見たことがないから。いつもその日のおすすめメニューを食べるだろ？」
『あぁ…。特にこだわりはないし、いちいち考えるのも面倒だから。』
期末テストも近づいた夏の昼下がり、
つかの間の休憩を取りながら
僕はAへのふとした疑問を口にした。
『っていうか、一緒に食べているというかあなたが勝手についてきてるだけよ？私は一緒に食べていいなんて言った覚えは無い』
ドラ「ふん、ダメとも言われた覚えは無いからな。」
『あなた…ほんとうに、屁理屈が好きね。』
ドラ「それはどうも。」
フンと鼻を鳴らしながら
昼食のサンドイッチを食べる。
期末試験が近いから
今日はサンドイッチを持つ反対の手には教科書持ちだ。
あと1週間。
いよいよこの1年間頑張ってきた成果が出る。
見てろよA。
そう思いちらっとAを見るもその表情は余裕そうで、
むしゃむしゃとリスのようにサンドイッチを頬張っていた。
最近わかってきたことがある。
Aは自分から誰かと絡んだりはしないが、
絡みに行けば基本ＮＯとは言わない。
勝手にすれば、とか
お好きにどうぞ、とか。
受け入れてるような受け入れてないような
いつもそんな返答をする。
その結果、
最近は授業中やお昼ご飯は
Aと一緒にすることが多くなっていた。
そのためか、心を開くとまでは行かないが
簡単な質問ならだんだんと答えてくれるようになってきていた。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 351人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美愛(プロフ) - リアルはりねずみさん» わぁぁ！ありがとうございます！ぜひ是非もうそろそろ物語も大きく動くので楽しみにしててください(´˘`＊)毎日ありがとうございます (2023年2月11日 23時) (
レス) id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
リアルはりねずみ(プロフ) - 初コメ失礼します。毎日ウッキウキで見でます！これからも頑張ってください！ (2023年2月11日 22時) (レス) @page48 id: e9f90883f8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：美愛 | 作成日時：2023年2月2日 8時
