誇り ページ3
尊「てかそう言えば竜と恋バナとかしたことないよなー。竜好きなやついんのか？」
「いるよ」
俺の口から自然と出た。
隠すことなんてなにもない。
みんなに祝福される恋じゃないかもしれない。
でもこの温かい想いが間違いとは誰にも言わせない。
尊「そっか〜竜ちゃん、いい顔してんな」
「えっ？」
尊「めちゃくちゃ優しい顔してんぞ今。そいつのこと大好きなんだな」
兄貴に言われて俺は大浴場の鏡を見た。
そして初めて自分の頬が緩んでいたことに気づく。
恥ずっ！！
もしかして俺Aのこと考えてる時いっつもこんな顔してんのか…？
今までを振り返ろうとしたが途中でなんだか恐ろしくなってきてしまって考えることをやめた。
これからは気をつけないといけないな
俺はキッと表情を引き締めた。
尊「どんな女なんだよ」
ニヤニヤしながら兄貴が聞いてくる。
俺はAを思い浮かべた。
「不器用で」
尊「おお」
「素直じゃなくて」
尊「おお？」
「負けん気がだけがめっちゃ強いやつ」
尊「おお？！お前そんなのがタイプなのか」
兄貴がわかんねぇ、とでも言いたげに
困ったような驚いたような顔をしていた。
「でも真っ直ぐで、頑張り屋で、誰よりも可愛いんだ」
自分の恋を誇るようにニッと笑ってみせると
兄貴が俺の頭をわしわしと撫でた。
尊「へぇ〜なるほどなぁー。いいなぁ羨ましいぜ」
なんだか照れくさくなって俺はちゃぷんと湯船に沈んだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1078人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美愛(プロフ) - tenkhさん» ありがとうございます、凄く嬉しいです！とても力になります(*^^*) (2020年1月28日 14時) (
レス) id: 5468b9022d (このIDを非表示/違反報告)
tenkh(プロフ) - 更新嬉しいです！この作品めちゃくちゃ好きです！ (2020年1月28日 13時) (レス) id: a668c29e36 (このIDを非表示/違反報告)
美愛(プロフ) - みほさん» ありがとうございます。しばらく毎日更新していきたいと思いますのでぜひ楽しみにしていてください(*^^*) (2020年1月26日 22時) (レス) id: 5468b9022d (このIDを非表示/違反報告)
みほ - 京極兄弟の妹の続き早く読みたいです！竜と妹のハッピーエンドも期待してます�� (2020年1月26日 21時) (携帯から) (レス) id: 478e83e2b7 (このIDを非表示/違反報告)
美愛(プロフ) - SORA さん» わああ！！凄く嬉しいですヽ(*´∀｀)ノそう言って貰えると作者冥利につきます！これからも頑張って書かせて頂きますね！ (2020年1月26日 11時) (レス) id: 5468b9022d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：美愛 | 作成日時：2020年1月10日 13時
