最愛の人 ページ45
side竜
Aを1人教室に置いて兄貴と帰ろうと外に出るともうその時点で空は真っ暗だった。
さすがにこの中A1人で帰らすのは
何かあったら嫌だな...
俺は教室に戻ろうとしたが
あの日以来の気まずさが俺を引き止める。
さすがに今の状況で、�猝瓩辰討�たわ�瓩箸�言って
サラッと教室に入る自信はなかった。
校門のとこで待っとくか
門のとこからはエコノミークラスの教室の窓が見えるから電気が消えればすぐわかる。
Aが出てきたタイミングに合わせてどうにか偶然を装って一緒に帰ればいいだろう
もしかしたら話すきっかけにもなるかもしれない。
よし...
「兄貴、俺忘れもんしたから学校戻るわ。
先帰ってて」
兄貴に手を振って今来た道を戻った。
それから1時間くらい待って教室の明かりが消える。
いよいよ出てくるなと思って校舎の入口の方をチラチラと伺うも、なかなか出てこない。
なんかしてんのかな？
不思議に思いつつ、
もう少し待ってみるかと校門に寄りかかっていたが
出てくる気配は一向になかった。
さすがに遅すぎないか？
妙な胸騒ぎがして俺は教室まで探しに行った。
途中の廊下に何かキラリと光るものが落ちている。
気になって拾ってみるとそれは合宿の時
俺がAにあげた猫のヘアピンだった。
あいつこれずっと持っていたのか...
そう思い、愛しさに包まれるが
今はそれどころじゃない。
Aのことだからそう簡単に落とすわけがない
きっと何かあったんだ...
「クソっ！」
ヘアピンをぎゅっと握りしめる。
誰に、なんで、どこへ
とりあえず校門からはまだ出てない
そう思い、俺は校内を駆け回った。
できるだけ人を連れ込むのに適してるところ...
教室、屋上、校舎裏、体育館裏
走り回ってもどこにもいない
くそ、どこだよ
そして最後の心当たりの場所へ走った。
ｰ
中から音がする。
ここか！
ドアを思いっきり蹴破ると中に見える人の影
端の方には女が複数人、中央に男が3人と、そして...
「A！」
俺はそこに見つけた最愛の人の名を叫んだ。
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美愛(プロフ) - tenkhさん» ありがとうございます、凄く嬉しいです！とても力になります(*^^*) (2020年1月28日 14時) (
レス) id: 5468b9022d (このIDを非表示/違反報告)
tenkh(プロフ) - 更新嬉しいです！この作品めちゃくちゃ好きです！ (2020年1月28日 13時) (レス) id: a668c29e36 (このIDを非表示/違反報告)
美愛(プロフ) - みほさん» ありがとうございます。しばらく毎日更新していきたいと思いますのでぜひ楽しみにしていてください(*^^*) (2020年1月26日 22時) (レス) id: 5468b9022d (このIDを非表示/違反報告)
みほ - 京極兄弟の妹の続き早く読みたいです！竜と妹のハッピーエンドも期待してます�� (2020年1月26日 21時) (携帯から) (レス) id: 478e83e2b7 (このIDを非表示/違反報告)
美愛(プロフ) - SORA さん» わああ！！凄く嬉しいですヽ(*´∀｀)ノそう言って貰えると作者冥利につきます！これからも頑張って書かせて頂きますね！ (2020年1月26日 11時) (レス) id: 5468b9022d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美愛 | 作成日時：2020年1月10日 13時
