陽はまた昇る ページ9
Aはエリザベスによって打たれた大砲の衝撃で部屋を出ようと行動にうつしていたが、扉を開けようとしたら外から開けられた。
「あれ、え?エリザベス?なんでこんな所にいるの?」
外から現れたのはエリザベスだった。しかしエリザベスだと思われた中から桂が現れた。
「っ!?小太郎!?」
桂「お主、なぜこんな所にいる!?」
「いや、それはこっちのセリフなんだけど…ていうか、どうしてエリザベスの中に入ってたの?聞きたいことが沢山すぎて意味分かんない…」
桂「細かい事は後で話す。暫くしたら俺が仕掛けた爆弾が爆発する。Aは俺と一緒にこの中に入るのだ」
つまり桂はAにエリザベスの着ぐるみの中に入るように言った。
「はぁ!?な、なんでそんな事…しかも、狭いじゃない!」
桂「俺がお前をおんぶして中に入れば何とかなるだろう。」
「………」
Aは不安に思いながら渋々桂の背中に乗りエリザベスの中に入った。
「今気づいたんだけど小太郎、髪切ったんだ」
桂「あぁ、人斬りとやらにな」
「短いのもいいんじゃない?」
Aはふふっと小さく微笑んだ。その言葉に桂は何も言わなかったが、Aは桂の耳が赤くなってることに気づく。
「小太郎、耳が赤くなってるよ?」
桂「な、なってないだろ!それよりも、お主のその服装はなんだ!破廉恥な!」
「…。どこが破廉恥なのよ。」
桂「着流しから…し、下着がだな…」
「これ、晋助がくれたんだよね。あいつが着ろって言うから着たんだけど」
桂「なんだと?高杉が…。そんな事より急いで船内から出るぞ!外が騒がしくなっている。しっかり捕まっているんだぞ!」
「分かったよ。小太郎も落とさないでね!」
2人が入っているエリザベスは外に出ると拘束された神楽が落ちそうになっているのを新八が食い止めている所だったため、急いで2人の元へ向かい助ける。
新「エリザベス!こんな所まで来てくれたんだね!!」
エリザベス(桂&A)は"いろいろと用があってな"と書かれたプラカードを出した。
すると背後から高杉によって切られてしまった。
新「エリザベスーー!!!」
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作者名:萌 | 作成日時:2019年10月25日 22時