銀魂黒夜叉(5人目の攘夷志士) (ページ21)

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その3 ページ21

Aside

次の日の朝、ちょっと早めに起きていつも通りみんなの分の朝ごはんを作る

そう、今日から真選組で働かせてもらうのだ

遅刻厳禁だからね

と色々考えてると、ぺたぺたとこちらに向かってくる足音が聞こえる

振り返ると、まだ眠たそうな銀時がいた

銀「…はよ、A」

『おはよう銀時、ごめんね起こしちゃった？』

銀「ん、飯の匂いにつられて起きた」

そのまま後ろから抱き締めて来た銀時をやり過ごしながら朝ご飯を作り終えると玄関から「おはようございまーす」と新八くんの元気な声が聞こえた

銀時連れたまま廊下に出て『おはよ、新八くん、今日もよろしくね』と笑ってみせる

新八くんも「はい、よろしくお願いします！」と元気よく答えてくれる

子供らしくて可愛いなぁって思っていると新八くんが、「後ろの銀さん、なんなんですか？」と若干引きつった顔で聞いてくる

『昨日からこんな感じよ』

新「その、邪魔だな～とか思わないんですか？」

『うーん、慣れたかな、ほら銀時、新八くん来てくれたよ』

未だ新八くんに声もかけず肩に顔を埋めてくる銀時の頭を撫でると、ちょっと顔を動かして「はよ、ぱっつぁん」とダルそうな声色で言う

新「おはようございます、なんでそんなだるそうなんですか…」

銀「だって、今日からAちゃんが日中家にいねーんだもん」

新八くんが「なるほど」と納得しているのと同時に私も、そういう事ね、と納得した

そんなやり取りをしてから神楽ちゃんを起こして、みんなで朝ご飯を食べる
その間も銀時はくっついていました

さて、真選組の隊服に着替えなくちゃね

昨日帰りに勲くんから貰った隊服を広げる

上は総くんや十四郎達が着ている物と同じでコートは丈が長め(信女さんの長さ)、下は何故か短めのスカート(色は黒)、膝上までの靴下(これも黒)、靴はくるぶし辺りまでの短いブーツ(ヒール)

取り敢えず着替え、銀時達の元へ行く

部屋の襖を開けて彼らの視界に入った途端、血相を変えてスカートが短いだのなんだのとごちゃごちゃ言ってキリがなかった

『やかましい！』とみんなにゲンコツを1発お見舞いする

それから何とか説得して銀時と一緒に万事屋を出た

出る時に新八くんと神楽ちゃんが「「行ってらっしゃい/行ってらっしゃいヨ～」」と笑顔で見送ってくれた

可愛すぎて泣きそう…←