ミイラ捕りがミイラに ページ17
副長の土方十四郎は紅桜の1件から銀時達が攘夷活動を行っていると疑った。そして山崎退に斬ると言う。
敵であると疑いが出てきたAAの事を少なからずも想っていた土方は迷っていた。自分の想っている女を斬るかどうかを。
そんな副長の想いを知ってか知らずか山崎退は万事屋の坂田銀時の事を調査する事にし、沢山の人に聞き込みをしまくったがこれと言った情報は貰えなかった。その為銀時達が療養中の志村家に忍んだ。
銀時が重症を負った為、志村家で看病する事になった彼ら。
銀時の駄々こねでAはナース服での看病、料理を担当する事になった。
今は銀時達に料理を作っていた。
そして銀時の寝る部屋に出来た料理を持って入った。そこでは神楽がジャンプの朗読をしていた。
「ふふっ、神楽ちゃんありがとう。後は私が変わるからご飯食べてね。」
神「キャッホーイ!A姉ありがとうアル!じゃあ、これを銀ちゃんに朗読してあげて欲しいネ!プリーザの話は銀ちゃんには刺激が強すぎるネ」
「え、そうなの?それよりも…まぁ、神楽ちゃんが読むよりはマシか…。あっちで新八達と食べておいで」
Aは神楽からジャンプを受け取ると優しく微笑んだ。
そしてジトっとした目で銀時を見ながら横に座る。
銀「え、何その顔…。神楽からどの漫画渡されたんだよ…。」
「はぁ…。『あはん、真中殿電気を消してくだされ。そんな西野の言葉を無視して、真中はおもむろに西野にまたがり獣の如く…』」
銀「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!いい!もういいよ!待ってAちゃん!さっきの目をした理由が分かったよ!」
Aからジャンプを取ろうと動き出した銀時を見張っていたお妙が飛び掛り、銀時の股の間に薙刀を指した。それに驚いた銀時は声を上げた。そしてその床下にいた山崎も床を貫く薙刀に驚き声を上げた。
Aは銀時の他に違う声がした事に気づき、床を見下ろして首を傾げていた。
妙「もぉ銀さんったら何度言えば分かるの。そんな怪我で動いたら今度こそ死にますよ(殺しますよ)」
銀「すいませんけど入院するか万事屋に帰らせて貰えませんか。Aちゃんと神楽いれば俺ァ大丈夫なんで…。それに幻聴が聞こえるんだけど」
妙「ダメですよ入院したらどーせすぐ逃げ出すでしょ。それに、万事屋に戻ってAさんと二人っきりなんて甘〜い空間が出来れば何するか分かったもんじゃないもの。」
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作者名:萌 | 作成日時:2019年10月25日 22時