- 04 - ページ4
・
《 A Side 》
・
「また明日な」
『うん。お疲れ様』
あの後ソアは私も1回店寄って行こうかなって帰って行き、
最後に来てくれたお客さんも見送ると今日はもう早めに閉める事にした。
夕飯何にしようかなって考えながらマンションのエレベーターを上がると、、
見た事無い男の人が背を向けて歩いてて、
その人は私の隣の部屋のドアに手を掛けた、、
あの人がお隣さん！？
『あっ、あの！……』
「……」
思ったより大きな声が出て自分でもびっくりして
咄嗟に口に手を当てるけど、
その男の人は驚いてる様子も無く、ただゆっくり私を振り返った。
キャップにマスクでほぼ顔は見えなくてちょっと怖い気もしたけど、お隣さんなら挨拶しなきゃって思って声を絞り出す。
『あ、の……去年、隣に引っ越して来ました。カンと申します。』
「……あぁ、」
喋った！
いや喋るけど……初めて聞いたその声は凄く低くて、、。
ゾワッとするくらいの……
怯みそうになったのを何とか堪えて。
『、ご挨拶が遅れてすみませんでしたっ』
「いや…俺ほぼ家居ないんで、、そんな気にしないで下さい」
『あ、、はい、』
声は低くて少し怖いけど、
話す言葉はキツくない。
全身黒の服だし目しか出てないから余計に怖さが増しただけで、実はそんに怖い人じゃないのかも……
ソアの仕事の話を思い出したけど、
ホストってほど見た目気張ってないし、
夜の仕事っぽくもなかったから益々何をしてる人なのか検討もつかなくなった。
やっぱりほとんど家に居ないんだなぁ、
先に家に入った彼を見て、私もそこを通り過ぎて家に入った。
そういえば、、名前聞かなかったな、、
表札も出てなかったし。
……まぁいっか。
どうせ挨拶程度しかしないし。
そう思って朝干した洗濯物を取り込んで、
お風呂に入って、ご飯作って、晩酌して……
『あー……まさに独り暮らしって感じ』
このまま一生独身貴族かなー……
大学の時も1人の人と付き合って、卒業までに結局別れちゃって
それからは独り身。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 756人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫音N-W(プロフ) - はじめまして。盗作を疑われて嫌な思いをされたようですね。沢山の作者が居て、恋愛物を描けば似たようなお話も出て来るのは当然のこと。でも作者一人ひとり、言葉の表現の仕方は微妙に違っていて、そこが面白いと感じています。これからも更新楽しみにしています。 (2021年1月18日 1時) (
レス) id: 408e1cb6d1 (このIDを非表示/違反報告)
伊吹(プロフ) - はじめまして。作品ずっと楽しく読ませて貰っています！コメントは初めてになりますが、いつも更新を楽しみに仕事を励んでいる私としては今後もこの作品を、そしてこれからのReaさんの作品を楽しみに心待ちにしてます。今後も頑張って下さい！ (2021年1月17日 20時) (レス) id: 75b55d1f1f (このIDを非表示/違反報告)
まみ(プロフ) - Rea様 ユンギの彼女凄く好きでした。削除されてしまっていてとても悲しかったです。そういう理由だったんですね（ ; ; ）読みたかった〜。とても作品大好きです。これからも楽しみにしてます。 (2021年1月17日 20時) (レス) id: e54788d6ff (このIDを非表示/違反報告)
ここみ - もちろんです！！ (2021年1月6日 18時) (レス) id: e7e244cbc3 (このIDを非表示/違反報告)
Rea(プロフ) - ここみさん» ありがとうございます！本当にごめんなさい><前作の分もここから頑張ります！お付き合いよろしくお願いします！！ (2021年1月5日 22時) (レス) id: c18058dc75 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Rea | 作成日時：2021年1月5日 12時
