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『ねえ、ほんとにそれでよかったの?お腹空かない?』
さっきからこれで3回目
屋台にきたは良いものの ” 俺が奢る” って聞かなくて 結局買ってもらってしまった
焼き鳥とかイカ焼きとかお酒とか…惹かれるものがたくさんある中で チョイスしたのは
「ほんとに大丈夫です!それに…好きなんです、イチゴ飴」
『美味しいの?俺食べたことない』
「ちっちゃい頃お祭りでよく食べたんです!
可愛くてキラキラしててルビーみたいでしょ?だから、お母さんにいっつもおねだりしてました笑 」
『味は?酸っぱいの?』
「甘酸っぱい。かな」
『ふーん』
なにやら満足そうに缶のお酒を片手にニコニコ顔を見つめてくる
『あ、臣さん』
振り返り、岩田さんの視線の先を見ると
あれって…
『んー!優香さんじゃん!』
やっぱり。
『お花見デートかぁ、いいな〜。 臣さんたちもきてたんだねー 』
『……Aちゃん?』
岩田さんの声がすごく遠くで聞こえる気がした
だって
ただの後ろ姿なのに 2人ともすっごく幸せそうなんだもん
優香さんはここから見てもわかる上品な雰囲気で可愛くて、、
すっごい笑ってるじゃん。登坂さん。
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neru(プロフ) - あとさん» ありがとうございます。そう言って頂けるだけで大変な励みになります!episode2もぜひ楽しみにしていてください☆ (2017年3月7日 20時) (レス) id: 72bd81452e (このIDを非表示/違反報告)
あと(プロフ) - イッキ読みしちゃいました!すごく好きな作品です!続き楽しみです(>_<) (2017年3月7日 19時) (レス) id: 0da50f1738 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんな | 作成日時:2017年2月11日 1時