女優の私が推しの彼女はじめました 5 (ページ47)

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話したいことページ47

ASIDE

【A？電話鳴ってる！】
『えっ！ちょっと今ムリ！』
【見ていい？】
『うん！誰？』
【鈴原玲さんだって！】
『社長？』
【あっ！社長さんか！】
『なんだろ』
【どうする？】
『慎太郎！耳にお願い！』
【いいよ！】

慎太郎に耳の当ててもらった私。

『もしもし！高城です！』
【鈴原です！今大丈夫？】
『はい！どうしたんですか？』
【キミと話したいことがあってね！】

って言われたとき何となく
副社長から社長に連絡が入ったんだろうなって思った

『お話ですか？』
【うん！スケジュールどうかな？】
『今スケジュール合わせられるか分からなくて』
【そうなの？】
『すいません！』
【明日の撮影何時？】
『6時には現場入りしたいと思ってます！』
【夜は？】
『夜はぁ･･･』

何時だろうって困っていると
話の内容が聞こえているのか
慎太郎が手で2と3を作っていた。

『23時頃帰宅予定です！』
【合わないなぁ！】
『すいません！』
【いやいや！活躍してくれて嬉しいよ！】
『ありがとうございます！こちらこそです！』
【次の貴重な休み2時間くらいくれないかな？】
『わかりました！』
【ありがとう！じゃあスケジュールは岡崎さんに聞く】
『はい！よろしくお願いします！』
【多忙なのもいいけど身体壊さないようにね！】
『はい！ありがとうございます』
【じゃあまた連絡するね！】
『はい！わかりました！』
【じゃあね！】
『失礼します！』

終わりと同時に耳から離される。

『ありがとう！』
【どういたしまして！】
『大丈夫？』
【次の休みに話したいって！】
『そっかそっか！』
【ごめんね！】
『謝ることないよ！行っておいで！』
【ありがとう！】
『うん！』

次はなんて言われるんだろ･･･。
怖いってのが本音。

念のため印鑑だけは持っていこうかな。
もしかしたら･･･退所なんてありそうだし。

『慎太郎』
【ん？】
『ごめん･･･気持ち悪くなっちゃった』

ホント気持ち悪くて死にそう。
つわりなのかなんなのか不安が吐き気に繋がっちゃう。

『火見てて？焦がさないでね！』
【えっ！ちよっ！】
『ごめっ』
【俺も行Ｋ･･･えっ！】

私に付いてたいらしいけど
火も任されてるしなんて考えてるんだろう。
そんな慎太郎を置いてトイレへ向かう