女優の私が推しの彼女はじめました 5 (ページ28)

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MY HERO ページ28

ASIDE

【じゃあ私はもう寝ます！】
『あ！はい！おやすみなさい！』
【テレビとか普通に見てもいいんで！】
『ありがとうございます！』
【寝る時はここでもいいし奥の部屋でも！】

急な私にも快く対応してくれて
ソファーに寝るならって布団もくれたし
奥の部屋にベッドでもいいよってカバーを付けてくれた

【じゃあおやすみなさい！】
『おやすみなさい！』

リビングで1人になった私。
色んなこと考えちゃったな。
まさか慎太郎との寝室に
慎太郎以外の誰かがいるなんてホント怖い。
あのタイミングで慎太郎と電話してなかったら
助け求められなかったんだろうなって思った。
もし･･･助けを求められなかったとしたら。
ってゾッとしちゃったよね。
慎太郎って遠くにいても私を守ってくれるんだね。
でも･･･早く･･･慎太郎に会いたい。
触れたい。
とにかく慎太郎の温もりで安心したかった。
･････････。

《もう遅いけど起きてる？》

って慎太郎からのメッセージ。

『まだ起きてたの？Aは起きてるよ！』
《お！樹から連絡もらったよ！》
『そうだったの？騒がせちゃったよね！』
《でも気にしなくていいよ！》
『ありがとう！』
《大丈夫？》
『渡辺さんの彼女さん！めっちゃいい人で安心！』
《Aのファンの子らしいな！》
『うん！ありがたいことに！』
《家に好きな芸能人が泊まりに来るって幸せだろうな》
『迷惑じゃないといいんだけど！』
《しょっぴが言ってたんだけど！》
『ん？』
《彼女さん！めっちゃテンション上がってるって！》
『そうなの？』
《心臓バクバクらしいよ！》
『なんかこっちが恥ずかしい！』
《迷惑なんて思ってないから大丈夫よ！》
『ありがとう！』
《とりあえず無事でよかったわ》
『うん！』
《近くにいれなくてごめんね》
『全然大丈夫！結局慎太郎助けてくれてるじゃん！』
《俺がいればこんなことにならなかったかもな！》
『責めなくていいよ？慎太郎仕事行かなくなるかも！』
《そうかも！俺A全てすぎるから！》

なんて言ってくれる慎太郎。
私を守ってくれる慎太郎。
慎太郎だって私の全てなんだよね。
慎太郎は私のヒーロー。
いつだって守ってくれる。

《明日！とりあえずすぐに帰るからさ！》
『気をつけて帰ってきてね？』
《それは毎回言ってくれるから気をつけてるよ！》

早く明日にならないかな。
会いたいがあふれちゃう。