女優の私が推しの彼女はじめました 2 (ページ37)

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テレビの中の推しページ37

慎太郎がお風呂に入ってるから
慎太郎の出てたテレビを見ながら
晩酌のオレンジジュース。
かっこよさに酔ってしまいそうくらい
ビジュアル最強の慎太郎。

『かっこいい』

慎太郎や私が1人で出てるバラエティーもそうだけど
2人で出たやつはやっぱり恋愛トークに引っ張られる
その度.放送から切り取られたやつが
SNSに上がって盛り上がりを見せる。

《どう？Aちゃんとは？》
【えっ？】

直球に投げられた質問にビックリしてる慎太郎。
慎太郎のファンである視聴者さんがその表情を
見逃すわけがない。

《カップルになって欲しいって要望多いじゃん？》
【そうですね！ありがたいです！】
《かわいい子代表みたいな子だけど！》
【はい！】
《撮影中イヤな部分とか見えたりした？》
【全然です！女優の自覚あるかなって思うくらいで】
《一般人っぽい？》
【はい！めちゃくちゃ一般人です！】
《じゃあ芸能人が目に入ったらヤバいな！》
【内心･･･キミも芸能人です。って思ってます！】
《親しみやすいね！一般人の頃を忘れない芸能人！》
【めちゃくちゃいい子っす！】

なんてベタ褒めしてくれる慎太郎だけど。
それもそれで･･･賛否両論ある。

『そういうこと･･･言うから･･･いけないんだよ･･･』
【A？】
『わーっ！お風呂終わったの？』
【うん！大丈夫？】
『うん！大丈夫大丈夫！』
【電気くらいつければいいのに！】
『あっ！いいじゃん！映画館風で！』
【見てるのバラエティーだろ？】
『あっ！』
【つけるよ！】

返事を返す前に電気がついて
思わず目を細めてしまう私。