女優の私が推しの彼女はじめました 2

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私の彼氏ページ1

ASIDE

私の彼氏は世間を賑わせる大人気のアイドルです。
それにドラマでも大活躍の一流俳優で尊敬してる人

【A？】
『わっ！どうしたの？』

慎太郎と共演のお仕事があって
控室のドアを開けっ放しにしてると
慎太郎が顔をのぞかせた。

【おつかれ！】
『おつかれさま！なんで？』
【もしかしたら俺に会いたいかなって思って！】

って言いながらドアを閉めた慎太郎。

『えっ？誰が思ってた？』
【Aが！】
『えっ！ん？そんなことあったっけ？』
【はっ？じゃあ俺戻るし！】

って言いながらうしろを向いた慎太郎の腕をつかんだ

『言う通り･･･会いたかったよ！』
【ホント？】
『だと思ってたから来てくれたんでしょ？』
【ほんのちょっと。ちょーっと俺も会いたかった】

親指と人差し指が触れるか触れないかくらいの
ちょっとを表した慎太郎。

『えっ！そんなにちょっと？』
【ウソウソ！めっちゃ会いたかった！】
『うん』
【今日もよろしく！】
『お願いします！』
【今日のゲストさんたち･･･敵多いな！】
『敵？』
【Aを意識するであろう敵！】
『なわけないじゃん！』
【女の子のレーダーは発動するのにこういうのはな】
『見て？私以外にもたくさんゲストさんいるじゃん』
【わかってないな〜Aは全然わかってない！】

って言って首を左右に振る慎太郎。

『何？』
【かわいさ自覚しろよ？】
『えっ？ナルシストになれよ？』
【そんなこと言ってない！】
『ナルシストになれよ？にしか聞こえない』
【･････････】

私の心配するのはいいけどさ
私だって慎太郎がそっぽ向かないか
他の共演者さんに必要以上に好かれないか心配。