episode#42−NJ&YOU side− ページ42
『いっつもいっつも男とばっか話してんだろ?だったらオレじゃなくてそいつらと付き合えばいいじゃん!』
A「何でそんなこと言うの…?ナムジュン先輩までそういうこと言うんだね…」
『別れよう、オレたち』
あれから何度も後悔した。
最低だったなって。
Aはそんなんじゃなかったのに。
何であんなこと言っちゃったんだろう。
不甲斐ない自分に無性に腹が立って。
しばらく自分が自分で無いような時期があった。
高校も行ったけど、すぐやめた。
これからの人生お先真っ暗だった。
そんなときに。
思い出したんだ。
大好きだったあの声を。
A「ナムジュン先輩が淹れるコーヒー本当に美味しい」
『手先あんまり器用じゃないのに』なんて苦笑いしながら言っていたこと。
Aがオレの家へ初めて来たとき。
オレがコーヒーを淹れるとそう言った。
後から知ったのはAはコーヒーが飲めなかったということ。
それなのに美味しいって言ってくれて。
お世辞でも嬉しかった。
『もしかしたらまた会えるかもしれない』
そう期待しながら店を開くことを決めた。
Aと会えるかもしれないという理由で始めたカフェだったけど、始めるとコーヒーを美味しく淹れることに情熱を注いだ。
親戚のジニヒョンも来て。
まさかAの彼氏になっているとは思わなかったけど。
単純に今日会えて嬉しかったよ。
Aには幸せになって欲しい。
オレ、Aに出会えて良かったと思っているから。
だから、幸せになってくれ。
−YOU side−
『KOYAのために』を出るときには。
もう夜の7時を過ぎていた。
JN「駅まで送るね」
そう言ってジン先輩が私の最寄り駅まで送ってくれて。
『すみません、ありがとうございました』
ジン先輩はそれには答えず、
JN「Aちゃん、“幸せ”ってなんだと思う?“幸せ”って待ってるだけじゃダメ。自分で掴み取るものなんだと思うんだよ。今日はごめんね。強引に『付き合って』なんて言っちゃって。だからカフェとゲームセンターに付き合って、ってことにしといて。それじゃあまた会うときまで。あ、誰が1番人気か。のやつには僕に投票するんだぞ!?それじゃあありがとう。さようなら」
ジン先輩はまくし立てるように。
でも後半は泣きじゃくるように。
言うことだけ言って立ち去ってしまった。
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senri(プロフ) - レモンさん» 大丈夫です! (2018年7月19日 16時) (
レス) id: c66ae1be2f (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - senriさん» ボード行っても大丈夫ですか？ (2018年7月19日 16時) (レス) id: 799e716483 (このIDを非表示/違反報告)
senri(プロフ) - レモンさん» コメントありがとうございます。いいですよ! (2018年7月19日 16時) (レス) id: c66ae1be2f (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - ここにすみません良かったらバンタン語りたいです…(いきなりすみません。気になりました。) (2018年7月19日 16時) (レス) id: 799e716483 (このIDを非表示/違反報告)
senri(プロフ) - コメントありがとうございます。それなら良かったです!これからもっと面白く書けるように頑張りますね! (2018年6月6日 7時) (レス) id: c66ae1be2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：senri | 作成日時：2018年6月5日 20時
