episode#39 ページ39
窓際の4人席に座る。
JN「…ここ、僕の親戚のナムジュンが経営してる店で。ここ来るといつも安くしてもらえるからよく来るんだけど…。まさかAちゃんとナムジュンが知り合いだったとはね…」
A・NJ「「…」」
JN「Aちゃん…、今は僕だけを見て」
そうジン先輩に言われて。
私は頷くしかなかった。
JN「あ、僕はいつもので。Aちゃんはどーする?」
「えっと…エスプレッソで」
NJ「…かしこまりました」
エスプレッソなんて。
また少しでも先輩の前でいい顔しようとする。
もうこの癖やめなきゃってそう思うのに。
いざ目の前にするとあの頃が鮮明に思い出されて…。
去っていく後ろ姿がかっこいいな。
なんて思ってしまうんだ。
JN「Aちゃんとナムジュンはどういう関係なの?ただの知り合いじゃないよね?」
『はい…』
深呼吸をして、話し出す。
先輩と私が別れた理由。
分からないなんて、言ったけど。
本当は分かってる。
ジョングク。
そう、私の隣にはいつだってジョングクがいた。
『先輩と同じ部活に入る』
そう言って入った次の活動日の日にはジョングクもいて。
『なんでよ』
なんて言ったけど、本当は別に嫌じゃなかった。
昔から一緒にいたから。
いるのが当たり前で。
そんなんだったから。
ナムジュン先輩と付き合い出しても。
ジョングクとは今までの距離を保っていたんだ。
だから、振られるのも当たり前。
ナムジュン先輩と付き合っている間、散々言われて。
『先輩と付き合ってるのにチョンくんにベタベタで。調子乗んな』とか。
『あいつ、絶対男好きだよね〜きも』とか。
先輩はカッコよかったから先輩と同じ学年の女の先輩たちからも攻撃されて。
トイレで水かけられたり…なんてことも度々あった。
だから。
たぶん、こんな私に嫌気がさしたんだと思う。
私って見栄っ張りだから。
いっつも先輩の前で大人ぶろうとして。
いつだって先輩の隣に立っていられるような女の人になりたいって。
そう思っていたから。
気づいたら。
涙がこぼれていた。
『…すっ、すみませんっ』
JN「大丈夫だよ(笑)はい」
そう言ってハンカチを差し出してくれるジン先輩に。
『ありがとうございます』
私はそう言った。
JN「…でも、いつだってきみの隣には…チョンくんがいたんだよね?」
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senri(プロフ) - レモンさん» 大丈夫です! (2018年7月19日 16時) (
レス) id: c66ae1be2f (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - senriさん» ボード行っても大丈夫ですか？ (2018年7月19日 16時) (レス) id: 799e716483 (このIDを非表示/違反報告)
senri(プロフ) - レモンさん» コメントありがとうございます。いいですよ! (2018年7月19日 16時) (レス) id: c66ae1be2f (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - ここにすみません良かったらバンタン語りたいです…(いきなりすみません。気になりました。) (2018年7月19日 16時) (レス) id: 799e716483 (このIDを非表示/違反報告)
senri(プロフ) - コメントありがとうございます。それなら良かったです!これからもっと面白く書けるように頑張りますね! (2018年6月6日 7時) (レス) id: c66ae1be2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：senri | 作成日時：2018年6月5日 20時
