episode#11 ページ11
今から10年ほど前のこと。
『もう、また絡まれたの?危ないからやめな
って言ったのに…』
膝から血を流していて。
顔は傷だらけだし。
男の子って何でケンカするんだろう。
JK「だってっ…やられたら負けたくないし。
僕がされた以上にボコボコにしたいっ…!」
いやいや。
負けず嫌いかい(笑)。
あの頃からやられたらやり返す方針だったよな
ぁ。
今思うと幼い頃から怖すぎ(笑)。
「ケンカしたらオンマが悲しむでしょ?」
JK「でもっ…悔しいっ…」
泣きじゃくるジョングクに。
私は頭をナデナデしてあげた。
上目遣いで私を見つめる。
JK「それにっ…Aに心配してもらえる
もんっ」
「え…」
ナデナデする手が止まる。
JK「さっきね…ホソクくんがね。Aの
悪口言ってたの。『Aちゃんって
はらぺこあおむしみたーい』って」
それって…。
悪口じゃなくない?(笑)
確かに私食い意地張ってるし。
事実だから別にいいのに。
JK「だから…殴ったの」
そんな可愛い顔して握り拳しながら
言わないで。
『でも…ホソクくん泣いてたでしょ?』
JK「あれはホソクくんがいけないの。僕は
何も悪いことしてない」
『人を殴るのはいいことなの?ダメでしょ?』
こくっ。
頷くジョングク。
JK「でも…僕はAが大事なの。
いないと死んじゃう…」
『……』
そんなにうるうるした目で言われても。
『グクからそう言われるのは嬉しいけど。
人を殴るのはダメだよ?』
私がそう言うと。
さっきまで泣いていたうさぎはどこへ行ったの
か。
顔をほころばせて。
JK「ほんとっ!?じゃあ大きくなったら僕と
結婚しようねっ！！！」
『うん!』
私は二つ返事でそう言って。
ジョングクのことは恋愛としてじゃなかったけ
ど好きだったし、あのときのジョングクの表情
を見たら誰もが『うん!』って言うと思う。
可愛い笑顔で笑ううさぎ。
私はあの笑顔が大好きだし、これからもずっと
見ていきたいなって思う。
それくらい大切な存在だから。
恋愛対象として見たことはないこともないけ
ど。
ジョングクは家族と等しいくらい大事な存在だ
としか考えてなかったんだ…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 285人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジョングク」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
senri(プロフ) - レモンさん» 大丈夫です! (2018年7月19日 16時) (
レス) id: c66ae1be2f (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - senriさん» ボード行っても大丈夫ですか？ (2018年7月19日 16時) (レス) id: 799e716483 (このIDを非表示/違反報告)
senri(プロフ) - レモンさん» コメントありがとうございます。いいですよ! (2018年7月19日 16時) (レス) id: c66ae1be2f (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - ここにすみません良かったらバンタン語りたいです…(いきなりすみません。気になりました。) (2018年7月19日 16時) (レス) id: 799e716483 (このIDを非表示/違反報告)
senri(プロフ) - コメントありがとうございます。それなら良かったです!これからもっと面白く書けるように頑張りますね! (2018年6月6日 7時) (レス) id: c66ae1be2f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：senri | 作成日時：2018年6月5日 20時
