クライマックス3 ページ44
ナムジュンさんとソクジン先生と病院へ向かうと。
目が腫れていたヒョンに会った。
「ジミンヒョン…」
「ジョングギぃー」
そう言って涙を溜めながら。
「ごめん、また泣きそうになっちゃった.°(ಗдಗ。)°.テヒョンのところ寄るんでしょ?Aに会ったら、オレは帰ったって言っといて。こんな顔でAに会ったら心配させちゃうと思うから」
「…はい」
「それと…」
ヒョンに言われた言葉を思い出しながら、テヒョン先輩がいる手術室に向かう。
そこにはAがいて。
呼ぼうとするとAは寝ていたらしかった。
「オッパ…行かないで」
テヒョン先輩のことだろうか。
Aの目には涙が滲んでいて。
それを拭き取る。
こんなときに思うことじゃないけど。
寝顔がすごく可愛くて。
抱きしめたいって。
守ってやりたいって。
そう思ったんだ。
ソクジン先生とナムジュンさんが来ると。
「あー寝ちゃったか。こいつどこでも寝るから」
「寝顔可愛いねぇ。彼女だったら絶対襲ってたなぁ〜(笑)」
…。
ソクジン先生今、人から疑われるようなことを言ったような。
先生の言葉で一気に空気が重くなったのを感じた。
「空気を和ませようと思ったのにぃ!どうしてこうなるのぉ〜!」
先生の叫び声が静かな廊下に響いた。
そんなソクジン先生に笑うオレとナムジュンさん。
変なことばっかり言うけれど、やっぱり先生はすごいと思う。
こんな状況でも周りを気配ることができる(?)のだから。
「手術が終わりました」
ドアが開いて。
医者らしき人が出てくる。
オレはAを慌てて揺すり起こした。
「A、A!」
なかなか起きないA。
何度も呼ぶと。
「ん…?オッパ…?」
そう言って目を開いた。
「うぎゃあああー」
「チョンくん、なんか驚かれてる(笑)」←ソクジン先生
「グクっ!心臓に悪いから、いるなら言ってよ!」
「いや、そっちが寝てたんでしょ」
「やれやれ」←ナムジュンさん
「それでですね…キム・テヒョンさんなのですが…」
「あ…そうそう!オッパは。大丈夫なんですかっ!?」
「ええ、手術は何とか成功しました。しかし…大分怪我を負ったので、しばらくリハビリをしなくてはならないと思います」
「そうですか…」
そう言ったAは、少し涙ぐみながらもホッとしていたようだった。
ーーーーーーーーーーー
更新遅れてすみません。
いつも読んで下さりありがとうございます。
66人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
senri(プロフ) - コメントありがとうございます。そうやって頂けると嬉しいです。これからも頑張って更新していきますね。 (2018年5月26日 20時) (レス) id: c66ae1be2f (このIDを非表示/違反報告)
ゆりえ(プロフ) - すごく面白くて続きが気になります( ; ; )更新頑張ってください!! (2018年5月26日 20時) (レス) id: 5cadf1079f (このIDを非表示/違反報告)
senri(プロフ) - コメントありがとうございます。すみません、忘れていました。ご指摘ありがとうございます (2018年5月16日 21時) (レス) id: c66ae1be2f (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグ外し忘れていますよー違反行為なのでちゃんと外して下さいねー (2018年5月16日 20時) (レス) id: bcb03ca05f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:senri | 作成日時:2018年5月16日 18時