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shori's side !.
入社までそこまで時間はない
なのに、
「 うわあ… パソコンってこんなに難しいんだ… 」
藤堂の機械音痴は未だに改善しない
勝「 おい、入社までにどうにかなるのか？ 」
「 …どうにかさせるっ！ 」
意気込みだけはいい… が、さすがにまずい
けど、ここで俺が手伝っても本人のためにならない
勝「 とりあえずもう夜遅いから明日やれよ 」
今日は朝からずっとパソコンと向き合ってる
さすがに寝ないと明日に響く
「 うん… とりあえずこれ終わらせたら寝るね 」
おやすみ、とだけ告げて部屋へ戻る
____________6:00am
仕事をするために早起きしたら、
____________ｶﾀｶﾀｶﾀ...
まだ藤堂がパソコンと向き合ってた
まさか寝てないのか？！
「 あ、おはよっ 」
勝「 寝てないのかっ…？ 」
「 んー、なんかはやくできるようになりたくて！ 」
そう笑う藤堂
どこまで真面目なんだかこいつは…
勝「 ほら 」
さすがにまずいと思い、俺は手を差し出す
「 ごめんね、ありがとう 」
藤堂はゆっくりと立ち上がる
…が、ふらついて俺にもたれかかる
「 ごめんね、 」
迷惑だとかそんなことどうでもよくて、
ただ、女子ってこんなに柔らかいんだ…
ということしか今の俺の頭の中には無かった
勝「 ちゃんと寝ろよ 」
リビングに戻ってパソコンを見ると、
昨日まで苦戦していたところが全て完璧になってる
あいつ…
右腕に残った藤堂の感触が忘れられない
あの温もり、あの香り、あの笑顔…
…いつのまにか独り占めしたくなっていた
続く
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作者名：さっくー。 | 作成日時：2021年1月14日 1時
