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「下着とかは、洗濯機に入れて回しといて

明日の朝には乾くし」



浴室に案内して洗濯機の操作法を教える。



『わ、わかった! このタオル使ってもええ?』


「うん、あとこれ服ね。

俺のだからデカイかもだけど我慢して。

リビングにいるから何かあったら呼んで」



ラジャ!! と目を輝かせるAに

俺のトレーナーとハーフパンツを手渡す。


こいつ、事の重大さが分かっちゃいない。

何でそんな遠足前の小学生みたいなノリなんだ。

どういう状況か分かってるんだろうか。


健全な男子高校生とひとつ屋根の下で

それも俺の服着るんでしょ?



『ね、ねえ角名』



俺を殺す気なのだろうか。

そもそも、こんな状況で

手を出すなって方が____



『角名ってば!!』


「な、なに」



肩を叩かれハッとしてAに視線を移す。

やばいやばい、理性飛ぶとこだった。



『あの、下着の替え、忘れてきてしもうた…』



顔を真っ赤にして

どないしよ〜、と俺を揺さぶるA

言葉の意味を理解するまでに数秒。



「は、ハア?!」


『だ、だって急いでたんやもん!!』



いや、俺にどうしろと…

同じの着るのも嫌だろうし、

下着は朝にしか乾かない。



「じゃあもう、直で着たら、ソレ」



ふう、と1度息を吐いてから

さっき渡した俺の服を指さす。



『え、でも…ほんまにええの?』


「仕方ないでしょ、じゃあごゆっくり」



申し訳なさそうに俺を見るAを残して

そそくさと脱衣所から出る。



…下着無しで、俺の服着んの?

いや、俺が言ったんだけど。



「マジかよ…」




△▼

罰→←罰



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設定タグ:ハイキュー , 稲荷崎 , 角名倫太郎   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ぽよたろう | 作成日時:2022年6月4日 17時

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