. * P ! n k II * . 【花巻貴大】

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キスされてる。


好きな人に。


拒みたいのに拒みたくないような。


噛み付くような口付けを落としながら


伏し目がちにこちらを見る花巻と視線が交わる。



貴方｢!?……ん、｣



にゅるり、と生あたたかいものが唇を割って入ってきて


私のそれと絡ませられる。



はじめての経験で頭がパンクしそうな上に



息継ぎの仕方が分からず、



自分の精一杯の力で花巻を押し返して


やっとのことで唇は離れた。



貴方｢ちょっと!! ふざけてんの!?｣



呼吸を整えつつキッと花巻を睨めば



花巻｢満更でも無さそうだったくせに｣



悪びれもなくハハ、と笑う。



そして何を思ったのか再び私の上に覆いかぶさり


今度は服の裾を捲り上げ、中に手を入れてきた。


貴方｢ちょ、ちょっと＿＿＿＿ん、｣


口論しようとすれば口を塞がれる。


唇も頭も顔も、あつい。


ひんやりとした手が下着越しに膨らみを撫でる。



もう、どうにでもなってしまえ。



ぼんやりとした頭でそんなことを思って


私は抵抗するのをやめた。


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