. * P ! n k II * . 【花巻貴大】

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イマイチ状況が飲み込めていない岩ちゃんの腕を


グイグイと引っ張りドスドスと歩く。


貴方｢もう花巻なんか大っ嫌い〜〜うう〜…｣


人目も気にせずボロボロ涙を流す私を見て


岩ちゃんは色々察してくれたのか


ポンポン、と頭を撫でながら


一緒に帰ってくれた。



．


．


．


貴方｢ただいま…｣



帰宅した私は自分の部屋に直行し


ベッドにダイブした。


私の部屋の壁には

大会の度に部員みんなで撮った集合写真を

拡大コピーしたものがずらーっと貼られている。


机の上には3年生5人で撮った写真が


いくつもいくつも飾られていて、


右端には 花巻と2人で撮った写真が


綺麗な額縁に入れて飾ってある。



貴方｢＿＿＿＿もう戻れないのかな｣



そういえば帰り、徹がいなかったな。


いつも岩ちゃんといるのにな。


そんな事を思いながら枕に顔を埋めた。



触れられた唇が、身体が、


＿＿＿＿まだ、あつい。


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