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結局その後、部員には話さない方向になった。
及川先輩は
呼んだらいつでも助けに行くから、と言ってくれたけど
もちろん呼ぶつもりはない。
私のくだらない事情なんかで
本気でバレーをしてるみんなの足を引っ張るわけにはいかないから。
そんなことを考えていると
上から大好きな声が降ってきた。
岩泉｢おい、どーした。なんか悩み事か?｣
貴方｢い、いいい岩泉先輩っ｣
岩泉｢いが多いぞ｣
振り向くと思ったよりも距離が近くて
岩泉先輩の吐息が耳にかかり
思わず後ずさってしまった。
そうだった、今は部活中でした。
岩泉｢熱でもあんじゃねえか?｣
岩泉先輩の手が、私の額に当てられる。
んー…と自分の額と私の額の温度の差を
比べてしかめっ面をする先輩。
か、かわいすぎる…っ
岩泉｢今日帰り送ってってやるから待っとけ｣
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作者名：ぽよたろう | 作成日時：2022年5月31日 15時
