Fairy tail 2 ページ7
No side
____「初めまして、貴女が桜井A?」
『そう、ですけど』
父親に紹介された研究所からの帰り道、彼女はとある女に出会う。女は車の横に立っており、彼女に歩みよると「私はベルモットよ」と妖艶に微笑んだ
夜の暗闇の中で、街の灯りに照らされて 彼女の金髪が光る
「可哀想なプリンセス」
『・・・・・はい?』
「貴女はもう、こちら側に来るしかないの」
女がそう言うと、彼女の背後から伸びた腕が 彼女の口元に布を押し当てた
「ちょっと、ジン。乱暴はNGだって あの方に言われているでしょう」
「こんな女ひとり捕まえるのにかける時間がくだらねぇ」
男は吐き捨てるように言うと、彼女を担ぎあげて車へ乗り込んだ
眠りに落ちた彼女は深く落ちた意識の中で、翡翠の瞳の彼に助けを求めていた
「この女が開発した薬だけを盗んで分析すりゃい話じゃねぇのか」
「彼女の身体も調べろ、そういう命令よ」
「チッ、面倒なこと押し付けやがる」
2人は後部座席で眠る彼女を見遣る
すると、彼女はゆっくりと目を開けた。それに驚いたベルモットは「睡眠薬がもう解けたの・・・?」と小声で呟いた
『貴方達、誰・・・?』
「ハッ、此奴は面白ぇ」
「おい、命が惜しけりゃ大人しくしてる事だ。テメェは母親に売られた」
ジンはそう言うと、車を加速させた
彼がご丁寧にも説明する内容によると、ジン・ベルモットが属する組織の末端の女が、桜井Aの研究について組織の人間に報告したらしい。奇妙な薬を作れる人間がいる、と
それに興味を持った組織上層部の人間は、多額の報酬を女に与える代わりに 桜井Aの情報を求めた。女は札束を前に、ペラペラと自身が見た事を全て語ったらしい
『あの
「分かったら目を瞑ってろ、もうすぐ着く」
一体どこに・・・。彼女は窓の外が気になったが、ジンの殺気を恐れ、大人しく目を瞑った
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あ - もう更新されないんですか?待ってます、、 (5月1日 6時) (レス) @page7 id: 19559be0e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:長谷川 | 作成日時:2023年7月23日 0時