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You side
『ふふ、そうなのかな?』
妙に大人びたことを言うな、この子は
最近の小学生は早熟なのだろうか
じゃあ 今度新一くんに聞いておいてくれる?と冗談を言ってみれば「新一兄ちゃん忙しいから、出来たらね!」とどうしてかコナンくんの方が照れているようだった
あら、可愛い
___「お姉さんは、 最近何か変わったことはない?」
『変わったこと……?』
(新一くんが消えちゃった……ってこと以外は)
ないかな、とコナンくんに答える
彼は「何かあったらすぐ言ってね!新一兄ちゃんに報告するから」と私を心配してくれているようだった
何故この子が 今出会ったばかりの私をこのように心配してくれるのか、新一くん譲りの優しさなのか
どれだけ頭を捻っても分かるはずがなさそうなので『うん』とだけ返事をした
『私はこれからは、平穏に生きていきたいよー』
「……それは 今までは平穏じゃなかったってこと?」
___おっと、鋭い質問をするね 少年
先程 探偵と自称していただけあって油断も隙もない。彼は私の言葉尻ひとつ取っても、逃がす気はないようで
言葉の綾だよと誤魔化しても納得はしていないらしい
『なんせ身体が弱いからね』
『昔は状態が酷くて、今こうして動けるのがすごく嬉しいの』
これは、真実
少し意地悪をしてしまったが 口を挟み辛い話題のようでコナンくんは「そっか」とだけ短く口を開く
『だからコナンくん、この腕が治ったら 私とまた遊んでくれるかな?』
彼は驚いた様子で目を瞬かせた後「勿論!」と元気よく笑って見せた
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長谷川(プロフ) - alien0927さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(*ˊ˘ˋ*) (7月22日 20時) (レス) id: 9afad4612f (このIDを非表示/違反報告)
alien0927(プロフ) - とっても面白くて更新が楽しみです^_^素敵な小説を書いてくださりありがとうございます! (7月20日 1時) (レス) @page34 id: bdf1edc050 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:長谷川 | 作成日時:2023年7月14日 21時