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You side
お兄さんとの衝突から暫く、家路を辿っていると 少年少女達に出会った
これまた道に飛び出してきた男の子とぶつかってしまい、今日は厄日かと思った
(星座占いでも見ておくべきだったか、)
もしかしたら、衝突に注意！とでも忠告をくれていたかもしれない
うお座って今日何位だったのかしら、なんて考えていると「元太！危ねぇって言っただろ」と恐らくこの少年の名を呼んでいるのであろう3名の子供達が駆けてきた
『ごめんね、怪我しなかった？』
「おう！姉ちゃんは大丈夫か？」
転んだ少年は立ち上がり、私の左腕に気がつくと「怪我してんじゃねぇか！」と驚きと心配を顔いっぱいに滲ませた
これはもう治るから心配ないよ、と少年に伝えれば、お大事にと言ってくれて 良い子だなぁと心に染みた
この元太くんという少年を注意している子供達……小学校低学年位だろうか、これからこの子達も仲睦まじく成長して 幼馴染という関係になっていくのだなぁと思うとどこか心が温まる
「……お姉さん、その荷物持つよ」
片腕を怪我してて大変でしょ？と眼鏡の少年が言った
こんな小さな子に荷物持ちをさせる訳にはいかないと断っても、少年は引き下がらなかった
少年はお友達に別れを告げると 私の手から荷物を奪ってぐいぐいと手を引いた
「僕、江戸川コナン！お姉さんは？」
『小山内A……って僕？本当に大丈夫だよ？』
「コナンって呼んで！お姉さんお家はどこ？」
全く荷物を返す気がなさそうな眼鏡の少年……コナンくんは可愛らしく首を傾げた
そんなに可愛らしいことをされると、何だか断りずらくなってしまった
譲ってくれそうにないコナンくんに 私の方が先に折れて、家まで送ってもらうことになった
『コナンくんって優しいのね』
「……そんな事ないよ」
少年は何故か複雑そうな顔をしていた
それから私の家に着くまで、コナンくんが帝丹小学校に通っていることや毛利探偵事務所に住んでいること、工藤新一くんと親戚だということを教えてくれた
私も、幾つか彼の質問に答えて自分のことを話した
「お姉さん、新一兄ちゃんと知り合いなんだね」
『うん……新一くんは転入生の私にすごく優しくしてくれたの』
「……新一兄ちゃん、Aさんのことが好きだったのかもよ？」
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長谷川(プロフ) - alien0927さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(*ˊ˘ˋ*) (7月22日 20時) (
レス) id: 9afad4612f (このIDを非表示/違反報告)
alien0927(プロフ) - とっても面白くて更新が楽しみです^_^素敵な小説を書いてくださりありがとうございます！ (7月20日 1時) (レス) @page34 id: bdf1edc050 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：長谷川 | 作成日時：2023年7月14日 21時
