-pursuit 3- ページ46
Toru side
『え、何これ……美味しいっ』
目の前にはかき氷を頬張る彼女
僕達に運ばれてきたかき氷はフルーツやクリームがトッピングされており、色とりどりかつ甘い匂いが魅力的なそれに彼女は夢中になった
(………可愛い、なんて)
不覚にも思ってしまった
「こちらも味見してみては？」とまだ手をつけていない僕の方のかき氷を差し出すと いいんですかと遠慮気味にスプーンで掬った
『こっちもすごい……！これ考えた人天才ですよ安室さん』
「冷たくて食べやすいですしね」
最近暑くなってきたのでこれくらいが丁度いい
ポアロのデザートのための市場調査、というのは建前だったが……本当に検討してみようか
次々にスプーンを口に運んでいた彼女は、所謂アイスクリーム頭痛を起こしていて
落ち着いて と笑えば『はい……』と恥ずかしそうに視線を逸らす
(ハニートラップを仕掛けて偵察……のつもりだったんだけどな)
赤井と関係のありそうな小山内Aを誘って、それっぽく絆していけば何か喋るかもと思っての計画だった
それなのに、いつの間にか純粋に楽しいと感じている自分に気がついてしまって
『安室さん？早く食べないと溶けちゃいますよ、』
「あ、……つい 見惚れてしまって」
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長谷川(プロフ) - alien0927さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(*ˊ˘ˋ*) (7月22日 20時) (
レス) id: 9afad4612f (このIDを非表示/違反報告)
alien0927(プロフ) - とっても面白くて更新が楽しみです^_^素敵な小説を書いてくださりありがとうございます！ (7月20日 1時) (レス) @page34 id: bdf1edc050 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：長谷川 | 作成日時：2023年7月14日 21時
