検索窓
今日:54 hit、昨日:172 hit、合計:100,976 hit

-introduction 7- ページ42

 No side








ベルモットの答えに目を丸くしたバーボン
「珍しい」と揶揄するように続ける










「貴女なら上手く言いくるめて一般人を排除しそうなものなのに、手を出したんですねぇ」

「貴方達の姿を見られてしまったのだから仕方ないでしょう」










落ち度があったのは貴方の方じゃなくて?
ベルモットの眼光は次第に鋭くなる


バーボンはしばし言葉を探った後に「話題を変えましょう」と車を発進させた
助手席で刺々しい雰囲気を漂わせる彼女のことをまるで意識していないように、彼は話し続ける












「小山内A……」

「……」


「はは、そんなに睨まないでくださいよ」
「やはり貴女と彼女には ただならぬ関係があるようだ」











軽快にハンドルを操作するバーボンに、あの女子高生のことなら知らないわよ と言うベルモット












「何を勘繰っているのか知らないけど、不用意な詮索はあまりオススメしないわ」


「そういう訳ではありませんよ」
「あの彼女、あまり健康状態が良くないようなので これからは定期的に僕の料理を食べてもらうことになったんです」












そう言った彼にベルモットは目を見開く

この男が何を探り、企んでいるのか。互いに探り合うように会話をする二人は、その端正な顔立ちからは想像出来ないような鋭い目付きだった













「随分と世話好きなのね」
「それとも、彼女に対して何か特別な思い入れでもあるのかしら?」


「美しい花には誰でも引き寄せられるものでしょう」











貴女もそうであるようにね、と
いとも簡単に挑発を交わすバーボンに、彼女は眉を顰めた

-introduction 8-→←-introduction 6-



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (95 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
324人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

長谷川(プロフ) - alien0927さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(*ˊ˘ˋ*) (7月22日 20時) (レス) id: 9afad4612f (このIDを非表示/違反報告)
alien0927(プロフ) - とっても面白くて更新が楽しみです^_^素敵な小説を書いてくださりありがとうございます! (7月20日 1時) (レス) @page34 id: bdf1edc050 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:長谷川 | 作成日時:2023年7月14日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。