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Investigation 2 ページ33

 You side






_____「落ち着きましたか?」


『あ、はい……』
『あの 本当にすみませんでした』









あとご馳走様です、と空になった皿をお返しする

オレンジジュースを飲むと ビタミンが補充されるのを感じて元気になれる気までしてきた



「それなら良かったです」と親切な人___安室透は綺麗に笑った
助けてくれたのが安室さんだということは この《喫茶 ポアロ》に運んでもらってから知った









「もう少ししたら蘭さんも降りてくるでしょう」
「まだ体調も心配ですし、彼女と一緒に登校して下さいね」

『……お気遣いどうもです』








ここは蘭の自宅であり 蘭のお父さんの事務所と同じ建物の1階らしい
それはさぞ都合のいい展開なのだが……

如何せん
組織の人間と知り、警戒していた男とこうして二人きりになってしまうとは。自分の迂闊さを呪った










「そもそもそんなに痩せてしまっていては健康に毒ですよ」








安室さんは「差し出がましいかもしれませんが、」と付け加え 私に食事量を増やすことと運動することを助言した

確かに自身の貧弱さは自覚しているものの、療養生活のリズムが抜けず 食事量もなかなか標準には届かなかった



自炊が苦手で、と零すと安室さんは待ってましたと言わんばかりに こう提案してきた











「ここに通って下さい、僕が料理しますから」

『え………』


「僕では役不足ですか?」


『いやぁ、さっきのハムサンドはすごく美味しかったですよ?でも』
「それなら決まりですね」








強引だ!!
柔らかい雰囲気と顔立ちに反してこの人がかなり自分本位であることを悟った

しかし上手いこと断る理由も出てこず、また組織の人間だと分かった後で強気に出ることも出来ず……











『…………よろしくお願いします』







結果、この台詞となったのである

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長谷川(プロフ) - alien0927さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(*ˊ˘ˋ*) (7月22日 20時) (レス) id: 9afad4612f (このIDを非表示/違反報告)
alien0927(プロフ) - とっても面白くて更新が楽しみです^_^素敵な小説を書いてくださりありがとうございます! (7月20日 1時) (レス) @page34 id: bdf1edc050 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:長谷川 | 作成日時:2023年7月14日 21時

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