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You side
蘭達と共に子供達を連れて前方の車両へ急ぐ
パニックを起こしている乗客も少なくない、車内は混沌としていた
(あれは……、)
後方の車両に一瞬見えた影
どうしてそちらへ行くのだろう、前方に避難しないと危ないのに…!
そう思った時には動き出していた
蘭と博士に子供達のことを託して、"あの女性"の姿を追った
「ちょっと、A!」
『すぐに戻るから!』
あの女性、きっと子供達が探していた人物だ
どうして後方車両へ進んでいくのかは分からないが 彼女を止めないと。一緒に避難すれば子供達も安心するだろう
案外離れていた女性との距離を詰めるように小走りで移動する
後ろに進めば進むほど煙は濃くなり、息を吸い込むのが困難になってくる
(秀一もこんな風に火事に遭ったのかな、)
胸が痛む
……あの車両に移れば女性に追いつくはずだ
次の車両に足を踏み入れる
______と、女性以外の気配を感じた
咄嗟に扉の影に身を隠す。背筋が凍りつくような悪寒が突然身を包んで、隠れろ と本能的に思ったのだ
「_____バーボン、これが僕のコードネームです」
そこに居たのは先程知り合った安室という男だった
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長谷川(プロフ) - alien0927さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(*ˊ˘ˋ*) (7月22日 20時) (レス) id: 9afad4612f (このIDを非表示/違反報告)
alien0927(プロフ) - とっても面白くて更新が楽しみです^_^素敵な小説を書いてくださりありがとうございます! (7月20日 1時) (レス) @page34 id: bdf1edc050 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:長谷川 | 作成日時:2023年7月14日 21時